小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」

街散策とは異なるが、地元新聞小説の話題をひとつ。
小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」
今年正月から北國新聞に掲載されている小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」が面白い。
本日で50回目を迎えた諸田玲子さんによる本小説の舞台は、宝暦七年の金沢城下、お家騒動として有名な加賀騒動から数年後の世である。
昨年までは加賀藩三代利常から五代綱吉までの加賀藩政についての小説を掲載していたが、あまり興味を持たなかったので読んではいなかった。その前作は700回ほどの掲載であったので、今回も2年間700回ほどの掲載になると思われるが、その小説の内容も去ることながら、横田美砂緒さんの挿絵が雰囲気があってとてもよい。
県内の書店では、前作が書籍化されて並んでいるが、新聞掲載時にはあった挿絵が全く載っていなかった。本作もいずれは書籍化されるであろうが、その時はやはりこの趣ある挿絵がなくなることが予想される。
正月から面白かったので毎日読んでは片付けていたが、先日そう思い立って、正月からの切抜きを集めてスクラップすることにした。物語は駆け落ちし、ひっそりと暮らしていた夫婦が加賀騒動の関係者に巻き込まれて、夫婦の危機?に向かいそうな予感が・・・、今後の展開が非常に楽しみである。

「小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」」への1件のフィードバック

  1. はじめまして。『炎天の雪』挿絵担当のよこたです。スクラップしてくださり、とてもうれしい&励みになります。これからもどうぞご期待ください。 まだまだお寒い日が続くと思いますが、ご自愛くださいませ。

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