午後は、めざそう!世界遺産「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」セミナーに参加しました。初めての北國新聞赤羽ホール(交流ホール)でしたが、演台は一段高いものの、聴衆席は平面で、木の椅子でおしりが痛くなりました。大金かけたわりには部屋や備品がいまいちです。
一昨日の電話は定員オーバーのため、椅子の数を追加する算段のためだったようで、150名の定員以上の参加者でした。
世界遺産の文化審議会委員であった佐藤氏の講演を聞くと、城下町金沢の世界遺産登録への道のりは険しそうですね。最も、世界遺産をめざすために、様々なイベントや発掘調査や史跡登録が進められていますから、それによって地元市民が地元を見つめ直す機会に恵まれていることが本当の成果なのだということも分かりましたが。
金沢市文化財課が行なった今年度の発掘調査である、辰巳用水三段用水、土清水塩硝蔵跡、升形遺構についてスライドによる紹介がありましたが、金沢市は石川県のように発掘調査報告書の販売もありませんし、現場説明会も一般に告知することもしないので、この辺は改善してほしいです。
最後の質問では、辰巳用水の例の建設問題が出て、歯切れの悪い回答とともに時間切れとなってしまいましたが、今日の話を聞けば、この件だけでも世界遺産から遠くなるような気が・・・