天気がよいのは今日までです。今日はマンションの最上階に泊まったので、折角の機会なので朝日を拝みました。すっきりと晴れていれば対岸の大隈半島が見えるそうだが、今日は見えない。
手前の白いビルは「砂むし」で有名な施設。この辺りは高温のため遊泳禁止だそうです。ビックリです。海の中央に浮かぶのは知林が島です。
施設のオープンには少し時間がありましたので、篤姫の撮影にも使われた知林が島に向かいました。満潮時には島への道は沈んでしまうとのことでしたが、今日は運良く島への道は見えました。シーズンではないので島へ渡るのは禁止されているようです。波打ち際には貝殻が打ち上げられ、模様のようになっていて、それがまた絵になります。
さて、いぶすき篤姫館にやってきました。鹿児島市からは車で30分以上かかるので、こちらは人出は少なめです。展示は今泉時代が中心となっています。
写真撮影が入口と、今泉の於一の部屋の2箇所で許可されていました。
於一の部屋の掛け軸は「うさぎ」でした。見る場所が違うって?
月: 2008年10月
日本100名城スタンプラリー 人吉城
熊本城の次に、熊本県でもうひとつの100名城である人吉城を訪れた。25個目となり、ようやく4分の1を制覇できた。
人吉城歴史館の対応は妙に親切であった。しかし、人吉城は予想以上の広さであった。時間的余裕を持ってまた来ようと思う。
スタンプの図柄は、人吉城歴史館のある城内を出て、球磨川の対岸から、左手に隅櫓、右手に多門櫓を捉えたものです。このアングルを探すのに少々時間がかかりましたよ。川と城の調和した眺めは良いものです。
2万石超の大名の居城にしては大き過ぎる・・・100名城はどこも広いなあ。
人吉城歴史館に飾られた100名城の認定証です。
日本100名城スタンプラリー 熊本城
24個目は熊本城です。昨年度の築城400年記念イベントには都合がつかず行くことができなかったが、ようやく来ることができた。以前来たのは学生時代ですでに10年以上前。それからいくつもの建造物が復元され、随分と賑やかになった。
予定では朝から昼までの滞在であったのだが、何しろ広い。すべての建物を見て回ったら2時間も超過してしまった。しかし、快晴の天候も手伝って満足な散策だった。こんなに歩き回る観光客も珍しいことだろうけど。
スタンプの図柄は宇土櫓を手前に、奥に大天守と小天守を捉えるアングルである。しかし、大小天守が見えないなあ。もう少し高く飛べれば・・・
日本100名城と篤姫を訪ねる旅 in 人吉
熊本を出発して、高速を途中で降ります。山間に開けた人吉の地に入りました。
人吉城公園は広かったです。その一角に人吉城歴史館が建てられています。ここで地図をもらうことができますが、中世の城跡を入れるとかなり広大な城です。
屋敷の礎石を示す跡の左奥には人吉市役所があります。人吉城への出入り口であった大手門の正面になります。
復元された大手門横の多聞櫓から角櫓までの建造物は、胸川に面した石垣上に建てられており、絵になりますね。
橋を渡り、角櫓の向かい側にくると、右手に胸川沿いに復元された建造物を、左手に球磨川を臨むことができます。現在は球磨川にかかっている橋は藩政期にはありませんでしたので、胸川に架かる大手橋から入城しなければいけませんでした。
球磨川沿いにはいくつかの船着場からの階段があります。
球磨川にかかる橋から入ると一部復元された塀を見ることができます。ここには米蔵がありました。
人吉城の見どころのひとつ、武者返しです。この石による返しの工法は西洋技術であるはね出し工法と呼ばれるもので、五稜郭など幕末建造の城にわずかに見られるものであるが、旧来の城郭に採用された唯一の城だそうです。本当に珍しいです。
はね出し工法の石垣の脇には御下門が復元されています。ここは三の丸の入口で、御殿のあった二の丸、その上の本丸に続く入口の門です。これより奥には中世の中原城などに続く道がありますが、今回は時間がないので行けません。それにしても広いところです。すべて散策するには半日は必要なようです。
人吉のもう一つの観光スポットが今年国宝に指定された青井阿蘇神社です。
古い社殿は荘厳な雰囲気で、社殿の外側と内側に精密な装飾が残っています。
日本100名城と篤姫を訪ねる旅 in 熊本
いよいよ熊本城です。近年次々と建物が復元され、昨年は築城四百年祭で盛り上がった当城ですが、去年は都合がつかず来ることができなかったので今回ようやく念願叶いました。
熊本城へ入城する前に、少し時間があるのでまずは周辺をめぐります。
熊本城の周辺には徒歩で行ける範囲に2つの城跡があります。そのひとつが隈本古城です。説明板を読むと熊本城の城域(または支城)のようでもあるのですが、現在は高校の敷地を支える石垣と堀跡が公園となっています。
城下を歩いていると広告を前面プリントしたバスが・・・ANAの広告のようですが、こんなところにも熊本城が描かれています。
もうひとつの城跡は千葉城です。現在はNHK熊本の敷地となっている高台ですが、麓の川沿いに千葉城公園と城跡であった名残りを残しています。この城の南側には藩主細川氏に客分で招かれた宮本武蔵が住んだ場所がありました。由来は古いですが、西南戦争でも機能していたようなので、最終的には熊本城の支城的役割を担ったようです。
はぜ方門入口近くには加藤清正公園があり、加藤清正公が熊本城を背に座しています。
それでは熊本城を散策しましょう。
まだ工事中の建物があるんですよ。それにしても見どころ多いですね。まだ天守に着かないですよ。それではいよいよ今年春公開されたばかりの本丸御殿に入ります。
地下回廊への入口は2箇所ありました。薄暗い地下回廊はまさに戦国時代の知恵ですね。
内部は見学者でいっぱいでしたが、まだまだ真新しい匂いがしました。注目は色鮮やかな昭君の間です。いざという時に秀頼公を迎えるために準備したと伝えられる部屋は非常に格式高い造りでした。撮影は許可されていましたが、フラッシュなしだったので、良い天気でしたがかなりピンボケしてしまいました。
ようやく天守へ入ります。
大天守内には復元募金の芳名板が所狭しと並べられていましたが、自分の城主になった年月を忘れてしまい、見つけることができませんでした。
さて、それでは熊本城の散策を続けましょう。
昼も過ぎたので少し腹ごしらえをします。売店には「いきなり団子」の文字。ケロロ軍曹でよく聞く名物の名前でしたが、本物を見るのは初めてです。
これは試してみる価値あり!と早速購入しました。普通よりもアイスのほうが4種類あるということでそちらをすべて購入、包みと餡の材料がそれぞれ違うのですが、どれもおいしかったですよ。
それでは、散策を続けましょう。
熊本城をあとにして、最後に旧細川刑部邸に向かいます。
いや広かったです。それに見どころ満載でした。3時間と他の場所に比べ余裕を持った日程で散策を始めたのですが、結局大きく2時間超えてしまいました。
日本100名城スタンプラリー 吉野ヶ里
佐賀城に続けて近くの吉野ヶ里へ行きました。吉野ヶ里歴史公園となっている一体は予想以上に広大な史跡で、1時間ではすべて見て回ることができないほどの広さです。これで23個となりました。
見どころスポットはいくつかの塊となっていますが、特に柵列で囲まれた南内郭と北内郭は、最近公開予定の映画「まぼろしの邪馬台国」のロケ地となった場所です。
スタンプ図柄は、北内郭の柵列の向こうに、公園のシンボル的存在である祭殿と脇の見張り台を捉えたアングルです。写真は入口付近で撮ったものなので柵列が切れてしまっていますが、その側から撮れば同じようなアングルで写真が撮れるようですね。
日本100名城スタンプラリー 佐賀城
22個目となるのは佐賀城です。佐賀市中心部にあり、旧本丸内に官公庁が立ち並ぶ様子は、隣県の福井城のようです。が、佐賀には本丸内に佐賀城・佐賀藩に関する資料を多数展示している佐賀城本丸歴史館があります。それも拝観料無料、代わりにすべて見終わってから満足度に応じて寄付をします。
スタンプの図柄は、歴史館の入口を手前に、鯱の門を奥に見るベストアングルです。実際の写真では入口付近の下駄箱が少々見苦しいですが・・・
歴史館の傍には天守台も残り、上から歴史館を眺めることができます。また、本丸を囲む四方の内堀は三方が現存しています。近くには、佐賀藩鍋島家の資料館など観光場所が集積しているのですが、残念ながら時間がありませんでした。九州の雄、龍造寺隆信の顕彰碑もありますよ。
日本100名城スタンプラリー 大野城
福岡市から大野城市に移動して21個目は大野城です。しかし、今日は月曜日で大野城のある県民の森や麓の大宰府関連施設は休みだったので、唯一開いている大野城市総合体育館に向かいました。
図柄は大野城に残る石垣跡だと思いますが、訪問はまたの機会ということで、大宰府や大野城の防塁として機能していた水城(みずき)跡に向かいました。少し迷いましたが、なんとか到着。予想外に史跡公園としてきれいに整備されていました。土塁のほか、濠跡も田んぼとしてその名残りをしっかりと残しており、見ごたえ十分です。
日本100名城スタンプラリー 福岡城
20個目は福岡城です。黒田長政の入封により本格的に築城の始まった福岡城は現在大濠公園になっています。同じ場所は古代・中世のおいて大宰府政庁の玄関口となった鴻臚館があった場所でもあります。
スタンプは発掘された鴻臚館の遺物をそのままに展示する鴻臚館跡展示館受付にあります。鴻臚館跡展示館 の横には、元平和台球場であった敷地が残り、今日も発掘調査が続けられていました。
図柄は多聞櫓を郭内から見た構図ですが、散策範囲が予想以上の広さであったため、同じ構図で撮影したものがありません。
日本100名城と篤姫を訪ねる旅 in 熊本
ホテルに着くと、すでに真っ暗でしたが、今日は熊本城の近くに泊まります。期待していた以上の夜景です。泊まった部屋からはばっちりと熊本城のライトアップが見えました。このライトアップは随分と遅くまでしていましたね。23時近くまでライトアップされていました。
ライトアップされているのは、手前(下)に復元された本丸御殿、奥に大天守と小天守です。
夕食を兼ねて街に出ましたが、近くまで来てみると、全く天守が見えません。
少し離れると、いろんな場所からライトアップが見えます。これも天守に向かってまっすぐな道路のおかげなんですけどね。
道の真ん中に設置させた路面電車の駅からはちょうどよい感じです。手前に本丸御殿、奥に大天守の上部が見えます。思いっきり城下町って感じですね。(東側から撮影)
こちらの角度は、右に大天守、左に本丸御殿です。(南側から撮影)