金沢市では国の「文化財保護強調週間」に合わせて今年初めて「金沢歴史遺産探訪月間」と称して各種イベントを開催しています。今日は平日ではありますが、寺中町にある大野湊神社で未公開なものが公開されます。
場所は知っていましたが、実際に訪れるのは初めてです。公開されるのは写真の能舞台かと期待して行ったのですが・・・
実際は旧拝殿に保管されている以下の「絵馬」1点と「木造狛犬」2対でした。絵馬は間口八間の旧拝殿にぴったり収まるほどの大きなものでしたが、状態もよく、源平盛衰記の絵の間に河北潟や宮腰、大野湊神社が描かれていました。
その後、笠舞のパレットで開催中のイワイ学館所有の絵図展を見に行きました。注目は幕末の世界絵図で、間近で貴重な絵図を鑑賞できる貴重な機会となりました。
そして、近くで行なわれているであろう発掘現場に向かいました。場所は涌波の加賀藩の火薬製造工場のあった土清水塩硝蔵跡です。昨年も休耕園となった現場で発掘調査が行なわれましたが、煙硝蔵土蔵跡の礎石と堀跡が見つかり、今年はそのすぐ隣で土蔵の範囲を確認する調査を行なう予定でした。10月開始予定とは聞いていましたが、何か始まったばかりのような、あまり穴は広くないですね。しかし、望遠で確認するとすでに礎石の一部はでてきているようです。
月: 2008年10月
日本100名城スタンプラリー 備中松山城
この旅行の最後は備中松山城です。32個目となり、ほぼ3分の1制覇したことになりました。
100名城の認定証は本丸受付で見ることができます。
スタンプの図柄はずばり天守です。奥に二重櫓が微妙に見えます。
過去に訪れたときも大手門付近の石垣の見事さには息を呑みましたが、やはり迫力あります。
復元された本丸の建物群も絵になりますね。
日本100名城スタンプラリー 鬼ノ城
福山から岡山の総社市に移動して、本日2つ目の鬼ノ城へ上ります。前回訪問時はまだ整備中でしたが、ビジターセンターも建てられ、大部分は整備も完了していました。しかし、車で上っていく途中に非常に道が狭くなるので対向車が来ないかどうかドキドキしました。
ビジターセンターに掲示されていた100名城の認定証です。
一周すると約1時間強かかりますが、見どころは遊歩道から始めに見える西門と麓からも見える鬼ノ城の象徴とも言える屏風折れの石垣です。
スタンプの図柄も上に屏風折れの石垣、下に西門を配したものですが、西門は実際撮るにはかなり無理のあるアングルですね。当日は眼下の景色も良かったです。
そういえば、スタンプラリーの判子はインク補充式がほとんどですが、鬼ノ城のものは普通のゴム判でした。インクが薄くなるぐらいならこの方が助かりますけど。
日本100名城スタンプラリー 福山城
今日は旅行の最終日です。まずは開発中に見つかった遺構で話題の福山城を見て回ります。話題の遺構はどこか分からなかったのですが、時間もあまりないので外周をまわることもできませんでした。福山城で30個となりました。
図柄は写真の月見櫓と天守を東側からみたアングルなのですが、こちらにまわっている時間がありませんでした。思った以上に福山城も巨城でした。電車から眺めたことがあるだけで、駅前にそびえる城は便がよく、次回はぜひゆっくりと来てみたいです。
日本100名城と篤姫を訪ねる旅 in 高梁
この旅の最終地は高梁市です。近世城下町には珍しい山城をシンボルとした備中松山は城下町の風情を色濃く残しています。
麓の学校は元根古屋跡です。この辺りに広大な屋敷跡が広がっていました。
備中松山城は途中から道路が狭くなるため、以前は徒歩15分のところの駐車場まで自家用車で行けましたが、現在、土日は徒歩40分のところからマイクロバス(往復300円)で行くことになっていました。
天守からは本丸、二の丸を臨むことができますが、木々が茂りすぎて眼下の城下町が見渡せないのが残念ですね。
麓の城下町は面影が残っている場所も多く、歩いても良いところです。
麓の頼久寺の石垣は砦とも言えるほど堅固な造りです。
日本100名城と篤姫を訪ねる旅 in 総社
岡山県総社市といえば豊臣秀吉が水攻めをおこなった備中高松城ですが、100名城ではないので、今回はその由緒に不明な部分も多い、鬼ノ城を訪れます。
駐車場に着くと、そこにはビジターセンターが建っています。無料で鬼ノ城の復元の過程や復元された西門の模型などを見ることができます。実際に見学する前に見ると良いでしょう。
遊歩道を通り、史跡に入ると復元された西門が迎えてくれます。前回訪問時はまだ復元途中でしたが、現在は風雨にさらされて新しい感じはありませんでした。
西門を通って南回りに一周します。西門からしばらく敷石の道が続きます。
しばらく行くと南門遺構に着きます。
さらに進むと東門遺構に着きます。それにしても麓が遠いです。
東門を少し進むと、屏風折れの石垣が見えてきました。どうやって積んだのでしょうね。不思議な光景です。
しばらく歩いてようやく着きました。ここからの景色も絶景です。
「岡山県十五景地」の看板が外れた石碑が・・・
北門は今も整備中でしたが、車で近くまで行けるようでしたので、地元関係者が案内するときにでも使うのでしょうね。
西門とともに復元整備された角楼跡です。
ここから眺める西門もなかなか良いアングルでした。どうやってこんな山の上に石を積んだのか、見どころ沢山の鬼ノ城でした。
日本100名城と篤姫を訪ねる旅 in 福山
JR福山駅北口を出ると、正面に高い石垣が迎えてくれました。最終日まずは福山駅周辺を歩きます。
ここでもちょうど石垣に生えた草をとる作業をしていました。
福山城といえば復興天守の写真しか見たことがなかったので、櫓や門がかなり復元されていることがまず驚きでした。
天守最上階から眺める城下は非常に気持ちよいものでした。
城内には安倍正弘像が立っています。福山藩安倍家7代当主にして、老中であった正弘は、大河ドラマ「篤姫」でも篤姫を輿入れさせた立役者として出演していましたね。福山は幕府の西国の要として非常に重要な地であったため、広大であった城域を思うには十分なものが残っていますね。
福山城に隣接する広島県立歴史博物館ではちょうど特別展「徳川家・姫君の華麗なる世界」が開催されており、篤姫の籠を見ることができました。同時開催で、鹿児島でちょうど終了していた「篤姫展」もやっており、最終日も期ならず篤姫に触れることができました。
日本100名城スタンプラリー 大分府内城
昨日の雨模様から一転して、天気が回復しました。今日は大友宗麟の居城、府内城を訪れます。
九州は今日でお別れです。大急ぎの旅でしたが、有意義な旅行でした。またゆっくりと訪れたいです。スタンプは府内城で29個となりました。
スタンプは西の丸の西南の二重櫓ですが、写真では奥に東の丸の西南の二重櫓が見えます。平日の朝でしたので、街のど真ん中にある城周辺は出勤のサラリーマンと学生たちでいっぱいでした。
晴れの関門海峡に立つ
九州上陸のときはすでに夜だったので見ることを諦めましたが、本州に帰るときはまだ明るかったので、九州側最後のパーキングに車を停めて、しばし関門海峡を見学です。
一般道路が工事中で交通量は多かったですが、それ以上に橋をくぐる船の多さが目を引きました。
パーキングにはなぜか中国語や韓国語が響いていました。なぜ?
中津 福沢諭吉旧居
中津で少々時間がありましたので、観光地図で見て寄り道です。来たのは「史跡福沢諭吉旧居」です。
旧居に隣接して記念館が建っています。
展示は有名な「学問のすすめ」や「西洋事情」など。
しかし、目玉は入口に展示されている旧1万円札と現1万円札のNo.1の新札です。写真も撮れますよ。