金沢城大学 よみがえる金沢城5

金沢城大学
本日、金沢城大学のテキスト「よみがえる金沢城」を使用した最終講義でした。講師は金沢城調査研究所の加藤克郎氏です。加藤氏は発掘調査担当です。
幕末の加賀藩の状況を、当時の事件と絡めながら説明を受け、異国船への備えという目的において、先日金沢市指定文化財となった鶴丸倉庫などの武器庫が建築されたのであろうということでした。名の由来となっている「鶴の丸」は、現在鶴丸倉庫が建つ本丸付段の1段下であり、なぜ鶴丸と名付けられたのか不明ということですが、土蔵は他に、大阪城、二条城、高知城、宇和島城など全国的にも数が少なく貴重であるということです。
現在の金沢城に関係する発掘調査の成果から、玉泉院丸の修理中の石垣は記録がないが、根石まで近代に積み直されていることが判明したり、土清水塩硝蔵跡では土蔵の基礎や土蔵を囲む堀の跡が見つかったと聞きました。

うさ体調崩す

うさぎのうさ
数日前にケージ中に軟便をしてから、あまり食欲もなく元気がなかったが、ようやく体調が戻ってきたようだ。それでも以前ほど食べていないのが心配・・・
はやく元気になってね!掃除も大変だから・・・

金沢検定の合格発表は20日

地元誌、北國新聞で合格発表日と合格バッジのデザインが紹介された。発表日は1週間後の20日、昨年は8日だったから合格バッジの配布の分だけ遅れたのだろうか。
合格者に贈られるバッジのデザインは、合格認定証カードと同じ絵柄が中央に配される。初級は前田家家紋の「剣梅鉢紋」、中級は兼六園の「ことじ灯籠」、上級は前田家の「鯰兜」である。周囲に「KANAZAWA KENTEI」と刻印され、一見合格バッチには見えないデザインであるがシンプルで良いかもしれない。
色は、上級が「金」、中級が「銀」、初級が「銅」を基調とし、過去2回を含めた合格者全員に贈られるという。ぜひすべて揃えてみたい。
左から上級、利家愛用の「鯰兜」 中級、兼六園「徽軫灯籠」 初級、前田家の「剣梅鉢紋」

続きを読む 金沢検定の合格発表は20日

信長の茶室跡を発見か

岐阜市教育委員会は10日、岐阜城のある金華山のふもとの岐阜公園で進めている織田信長の居館発掘調査で、信長が使った茶室か土蔵の可能性がある遺構を発見したと発表した。
遺構は、居館本体があったとみられる場所の裏側の平坦地で発掘。火災で焼けて炭化したとみられる土が約60センチ堆積し、その中から多量の壁土が見つかった。礎石もあったことから、建物の存在が裏付けられ、茶室か土蔵の跡とみられる。岐阜市教育委員会は、1600年の関ヶ原の合戦の前哨戦で岐阜城が落城した際、焼けた可能性があるとみている。(北國新聞2007年12月11日付記事)

格安SSL証明書

ホームページはこれから作るのであるが、会員登録やショッピングページもあるので、通信暗号化いわゆるSSLは欠かせない。
インターネットが普及してきた頃はベリサイン(現在のベリトランス)が1大巨頭であり、年間8万円もの費用がかかったのであるが、数年前にジオトラスト(現在のグローバルサイン)がベリサインの半額で日本市場に参入してきてから状況が変ってきた。
信頼性の上では、ベリトランスとグローバルサインが2台勢力なのには間違いないが、通信暗号化に年間数万円の出費は非常に痛いので、格安サービスをさがしてみた。
Rapid-SSL.jp
Rapid.comは米国では定評のあるサービスらしいのだが、日本の代理店はジオトラストである。本家のジオトラスト日本のRapidSSLは昨年7月から受注が停止しているが、1年7,000円(シングルルート、企業認証なし、クレジットカード払専用)である。
Rapid-SSL.jpはその正規代理店であり、11月に円高還元と称して、1年3,900円(シングルルート、企業認証なし、クレジットカード払専用)で提供されている。複数年契約はさらにお得で、最大5年15,600円である。5年契約でもジオトラストの1年の半額以下、ベリトランスの1年の5分の1以下である。
手続きはすべて自動で、CSR送信、クレジットカード決済、証明書発行と数分で完了する。Webサーバの設定を含めても30分あれば十分である。
企業認証の必要な有名企業やレンタルサーバーで指定SSLがないのであれば、お手軽ではないだろうか。ただし、企業の場合はクレジットカード払というところが案外パスでない条件なのかもしれないが。

デジタルカメラを買い替え

ニューデジカメ
世間はボーナスの時期ではあるが、私にはそんなものはない。
しかしながら、世間のボーナス商戦に便乗してデジタルカメラを買い替えた。デジカメの出始めの頃よりは大きな進化はないが、それでも画素数は確実に大きくなり、手振れ補正や広角撮影などの新機能が少しずつではあるが出てきている。
デジタルカメラは出始めの頃にリコーのDC-2に始まり、富士フィルムのFinePix4700、パナソニックのFX7と使用してきた。DC-2は大きく重かったのであまり使用しなかったが、FinePixとFX7は旅行には必ず持参して多くの写真を撮ってきた。今までのものは使えないわけではないが、FinePixとFX-7は使い込んで最近調子が悪いこともある。今後遠出の先で撮影できなかったら、それこそ後悔が残るというものだ。それに、先日購入した携帯電話よりも画素数が劣るデジカメを使用するものなんだか気が進まない。
今回は、前機の後継機種のFX33と高倍率ズーム機のFZ18(ともにパナソニック)を2台まとめて購入した。デジカメも安くなったので、2台購入しても初代DC-2よりも安い。前機同様に、バッテリーも互換ものを3個ずつ購入した。
FX33は前機のFX-7からすると3世代ぐらい経っただろうか。フォルムはほとんど変らないが、若干厚さが薄くなり、気持ち軽い。起動時間も短くなってとてもよい感じだ。前機のカラーはピンクブロンズであったが、今機はカクテルピンクにした。本当は薄い水色ぐらいか、ブラックがよいのだが、ラインナップに無い。銀色はカメラらしくて嫌いだし、白色は傷が目立ちそうだし、濃い色は好きではない。結局似ているピンクにした。
もう1台始めて高倍率ズーム機を購入した。とはいえ、マニュアル撮影はしないのでオートのものだが、光学18倍ズームのものだ。これまで、近づけなかった歴史イベントや天守の屋根の上など大きく撮れるかと思うとワクワクする。カタログで確認して購入したので、実物を見ていなかったのだが、届いてみると非常に小さい。おまけに追加購入を覚悟していたショルダーストラップがついていた。重量も思いのほか軽いので、山城探索にでも持っていけそうだ。FX18は店頭でも品薄状態だと聞いていたけれど、品物を見てみればなるほどと思ってしまった。

津幡町 倶利伽羅城探索

曇りに時々陽の差すような天候の中、近くの倶利伽羅城へ行ってきました。先日購入した「図説・石川県の城Ⅵ」を持って縄張りを確認しながら歩きました。
倶利伽羅には古来から不動尊があり、源平合戦の「火牛の計」で有名ですが、倶利伽羅山は加賀と越中の境であるため、戦国時代、加賀前田氏と越中佐々氏の戦いが繰りひろげられた地でもあります。
倶利伽羅公園を中心に前田氏が「倶利伽羅堡」を築き、源氏ヶ峯を中心に佐々氏が「源氏ヶ峯城」を築きました。倶利伽羅城というと源氏ヶ峯城を指していることが多く、倶利伽羅公園が城跡であるということを知る人は地元でも少ないです。
本を片手に郭や竪堀、土塁を確認しました。土塁跡は予想以上に状態良く残っており、また高井氏の縄張り図はすべて網羅しているとは言えないため、再調査する必要がありそうです。後日地形図を入手してから訪問することにしましょう。
倶利伽羅堡
倶利伽羅公園の西側に残る竪堀(土橋から下方向を撮影)
倶利伽羅堡
林道脇に残る土塁

金沢百万石まつり お松に女優継続起用へ

金沢百万石まつりの百万石行列は来年6月7日であるが、新たな魅力として前田利家の妻、お松の方に女優を継続的に起用することを決めた。
現在は、利家役は男優を起用しているが、お松の方役は金沢市内の百貨店2店(香林坊大和と名鉄エムザ)から交替で選ばれていた。2001年の第50回にNHK大河「利家とまつ」の放映もあって、斉藤慶子さんを起用したことが唯一ある。
北陸新幹線開通を視野にまつりの魅力を向上させるのが目的であるが、男優も選考に苦労しているだけに女優はさらに苦労が予想される。記念すべき男優の1回目は石川県にゆかりのある鹿賀丈史さんだったので、女優の1回目はやはり石川県ゆかりの田中美里さんが有力だろうか?
それにしても楽しみなことである。昨年は最終舞台の金沢城二の丸広場の混雑には辟易したので、今年は何とかしてほしい。

七尾城跡 現地説明会

本日小雨振る中、七尾城跡で現地説明会が開催され50名ほど集まりました。今回の発掘調査は能越自動車道が遺跡の一部を通過することに先行する埋蔵文化財発掘調査であり、複数箇所で広く浅く現場の状況を確認しているということです。近く正確に橋脚が建てられる場所は、前に深く発掘調査されるそうです。
七尾城跡 現地説明会
今回の調査ではすでに埋め戻されている場所もありましたが、石組みの溝や山上へ向かう大手道の発見や、外郭を構成する総構の堀や切岸の構造が明らかになりました。
七尾城跡 現地説明会
七尾城跡 現地説明会
総構の内側一段上がった部分では石塁も出てきましたが、残念ながら堀の見つかった場所は元々家が建っていた場所であり、破却されたときに上部の土を下に崩して地ならしをした形跡もあって全体像を把握できる状態にはないそうです。石塁が屋敷地なのか寺院跡なのか、大手道のすぐ横の敷地でもあり興味のあるところです。
七尾城跡 現地説明会
調査は年末までもう少し続けられるそうなので、天候の良い日があればまた見学に行きたいと思います。

名護屋城 秀吉の本丸御殿全容確認

豊臣秀吉が朝鮮出兵(1592-98年)の拠点にした名護屋城跡の発掘調査で、本丸御殿に計12棟の建物群があったことが確認され、佐賀県立名護屋城博物館が30日、発表した。単なる出城ではなく、本格的な規模や格式を備えた城の全容が初めて浮かび上がった。
同博物館は1996年の調査で、諸大名が秀吉に謁見した「御対面所」と推測される建物など2棟の跡を確認。2004年に再開した今回調査で、秀吉の私的な「書院」と推測される建物、水回りに関連する施設など10棟を新たに確認した。(北國新聞2007年12月1日付記事)