石川県教育委員会は平成19年度、既存の金沢城研究調査室(文化財課内室)を格上げして設置する「金沢城調査研究所」(学校以外の教育機関等)で、金沢城と全国の城郭との石垣構築技術に関する比較研究調査に着手する。手始めに石垣関連の文献が豊富な熊本城・細川家に焦点を当て、史料の解読や分析を進め、金沢城の独自性・希少性を見いだす。さらに金沢城に伝わる石垣積みの技術書を「石垣秘伝書」として現代語訳し、”最先端”を誇った加賀藩の建築土木の研究に、より多くの分野の専門家がかかわりやすくなる。
熊本城の石垣関連史料は財団法人の永青(えいせい)文庫が数多く保管しており、計画では金沢城調査研究所の所員が熊本に出向いて絵図や文献を調査する。加賀藩の石垣職人は他藩の職人と江戸城などの造成に携わっており、当時の「技術交流」で加賀藩から広がった技、加賀藩に影響を与えた技がないかも史料などから調べる。
現代語に訳される秘伝書は「後藤家文書」で、必要な解説を加えて新年度末までに刊行する。県教育委員会では、現代語訳でさまざまな分野の専門家が石垣研究にかかわれるようになり、金沢城の多面的・総合的な調査研究に弾みがつくとみている。
研究所の体制では、所長に城郭研究の第一人者である北垣聰一郎氏(元東大阪短期大学教授)迎えるとともに、全国の新進気鋭の研究者五人程度を客員研究員に委嘱。客員研究員は所定の研究計画のもと、助成金を受けて伝統技術に関する個別研究に取り組む。
これらの研究成果は十一月ごろに予定する「金沢城と伝統技術」をテーマにした研究所開所記念シンポジウムで、県民向けに分かりやすく発表する。
北垣聰一郎氏の著作 「石垣普請」
月: 2007年3月
Wii 「みんなで投票チャンネル」
2月14日にWiiで「みんなで投票チャンネル」というサービスがスタートしました。これはWiiを使ってアンケートが配信され、それに世界中のユーザーが回答するというものです。
アンケートは基本的に週に3回(全世界を対象にしたアンケートは月に2回)行われ、集まった解答結果はグラフ化され、地域別や性別で、どんな結果になったのかが表示されます。
私も週1回Wiiを起動して投票しては楽しんでいます。意外に楽しめます。自分でアンケートを作ることもできるのですが、未だに採用されていません。
ある情報によると、スタート直後のアンケートでは、全世界から約50万票の投票があったようです。いつも割合しか見えないので総投票数はもっと少ないものと思っていました。これではアンケートが採用されないのも頷けます。
しかし、これだけ大きなマーケティング装置はないですね。インターネットアンケートでもこれほど大規模なものはないでしょうし、アンケートの内容によっては、これからWiiに増えるチャンネルの内容にも影響するでしょうね。気軽に楽しめるコンテンツが増えるのは大歓迎です!
高岡 前田利長墓所に新事実
高岡市の前田利長墓所詳細調査事業協力者会議は27日、同市役所で開かれ、地中レーダー探査の結果、墓所を囲む堀の内側に別の堀が存在したことを推定させる痕跡が見つかったことが報告された。
現在の堀は明治時代には存在していたが、築造年ははっきりしておらず、同市役所教育委員会は堀の整備の変遷をうかがわせる資料として新年度に発掘調査を行い、解明を進める。高岡市は新年度に報告書をとりまとめ、2008年度に金沢市と共同で国史跡指定を申請する方針である。
利長墓所は現在、約67メートル四方の堀に囲まれているが、レーダー探査では、その内側に約50メートル四方の堀の跡とみられる土層の違いが確認された。墓の周りには土塁跡があることが分かっており、市教育委員会は土塁との境界に堀が造られた可能性があるとしている。利長墓所の堀については、金沢市玉川図書館近世史料館が所蔵する江戸後期の絵図では2つの堀が描かれ、内堀と外堀があったとされている。ただ、大きさや築造年など詳しいことが分かっていない。(北國新聞 2007年3月27日付記事)
2007能登半島地震
昨日の能登沖地震は「2007能登半島地震」と命名されました。被害が能登地域に集中したことによるものでしょう。今朝の新聞では妻の里である七尾市田鶴浜は震度6だったようです。
被害の状況ですが、妻の里近くの様子の写真を載せます。
実家近くの農業用道路の亀裂と下水管マンホールの隆起の様子です。
実家近くの建築用木材倉庫の様子です。シャッターのある入り口の隅柱が完全に折れ、傾いています。
実家の脇を流れる川の側道の様子です。亀裂が入り、一部地盤沈下が見て取れます。
一番上の墓石が倒れたものも何基かありましたが、実家の墓石は一番上が45度ずれていました。
新聞の写真や報道ニュースは震源地近くの被害の大きかった地域が中心になります。余震で倒壊の恐れのある建物には今日「立入禁止」の紙が貼られました。実家も立入禁止と言われたようです。
今日も震度4以上の余震が数回ありました。またそれにより倒壊した建物もあるようです。いつになったら収まるのでしょうか。
家屋半壊
続報です。本日、9時42分石川県を中心に地震がありました。ニュースでは「能登沖地震」と言っていましたが、最初の発表から震源は陸地に移動し、マグニチュード6.9、深さ11kmと発表されています。位置も輪島市(旧門前町)から志賀町(旧富来町)へ移動しました。
石川県はここ何十年も中心震源となる地震が起こっていませんでした。それゆえ、住民も安心して生活していましたし、住宅の耐震性を高めるという関心が薄かったのも事実でしょう。
ニュースは早いうちから輪島市の総持寺祖院のつぶれた門を映していました。倒壊は、地盤の弱さや雪にも耐える瓦の重さゆえのところもありますが、これから春本番桜のシーズンを迎えるに当たり、観光にも少なくない影響を与えるでしょう。道路もところどころ崩壊し、数年前に中越地震で見た光景を地元で見ることになるとは思ってもみませんでした。
それ以上に、身近に住宅の半壊を経験するとは・・・。妻の実家は七尾市(旧田鶴浜町)です。震源から近く、地盤も弱い場所だったため、家の壁が落ち、戸は外れガラスが割れました。初期震動から2時間を過ぎてようやく義父の携帯につながり、状況を知って現場へ向かいました。
想像以上の惨状でしたが、作業に入る頃には幸い雨もあがり、日中のうちに緊急処置も終わることができました。落ち着いてから近くを見てまわりましたが、用水路はところどころひびが入り、川沿いは地盤沈下、墓地の墓石は何基か倒れていました。里の墓石がずれていたので直しましたが、墓石は意外に重い。県内から奥能登へ向かう緊急車両の列は途切れることなく、復興に対して多くの支援を必要とする状況でした。
明日以降、被害の少なかった地域は日常に戻りますが、県内はしばらく復興に向けた動きが続きそうです。来月には選挙を控えているのですが、どうなるのでしょう?
地震だ!ビックリ
石川県で地震です!!!
なんと震度「5」
生まれて震度5は2度目(1回目は大学時に阪神大震災を京都で経験)ですが、長かった。ニュースによると、横揺れ10秒、縦揺れ10秒だったようです。実は昨日寝るのが遅くてまだ寝ていました。
止んでから家内の被害状況を調べましたが、1階はそれほどではなくても2階はかなり物が落ちました。当然被害が一番ひどかったのは本に埋もれた私の書斎ですが・・・・、本棚が倒れることがなかったのは不幸中の幸いです。サーバはすべて動作したままでした。
うさは本能なのか家の中に入って、震えていました。しばらくは警戒モードが続きました。
その後、営業中のお客様に電話しましたが、電話が繋がらなくて困りました。どうしましょう。
うさに危機迫る!初病院
「うさ」は今週初めからフンが小さく、食欲もめっきりなくなった。が、夜の散歩だけは欠かさず相変わらず元気いっぱいなので、心配していたが様子を見守っていたのだが・・・
一向にフンの大きさが元に戻らないため、インターネットで調べました。
んーーーーー
胃内毛球症か?やはり何でもかじる癖は直らないしな。
うさぎを診てくれる獣医を探しましたが、よくわかりません。獣医はやはり犬猫中心です。ちょっとした書き込みを見つけて、かほく市内日角の「よつやなぎ動物病院」に行って来ました。
受付ではやはり「ワンちゃんですか?猫ちゃんですか?」と聞かれました。
私「うさぎなんですけど、やってますか」
受付「大丈夫ですよ。受付票がないので猫ちゃん用に書いて下さい。」
私「はい」
病院内は犬ばかりです。ただでさえ環境が変わると緊張する上に、車に揺られて病院まで来ましたから、ブルブルと震えているうさを病院内にはつれて来ず、順番になってから移動させました。
本来レントゲンで検査するものですが、あばれ症の事情を話し、飼育環境や日頃の状況を話して、とりあえず胃内毛球症の薬を処方してもらいました。料金は犬猫の予防接種に比べれば安いものですが、保険はきかないので思わぬ出費でした。
しかし、以前として問題が残っています。スポイトで口に直接与えるというのですが、おとなしく飲んでくれるのかどうか?
当のうさは自分が病気だとわかっているのかどうか、元気にえさをねだります。今日は少しかぼちゃの種を食べてくれました。しかし、薬をあげるとあっち向いたままです。うさのためだよ。
火災警報器の取り付け
消防法の改正により、住宅に火災警報器の取り付けが義務化されました。新築住宅はすでに昨年6月から、既築住宅は石川県内は来年5月(各市町村条例により最大平成23年5月)までです。
先週末には地元消防署による住民説明会も行われ、まずは1個設置してみました。ちなみに今回の対象となるのは寝室1室と階段最上部の2箇所です。
今回購入したのはNationalの「けむり当番2種」です。専用リチウム電池で10年間ほど持ちます。結構値段しますが、日本消防検定協会マーク(NSマーク)が付いています。悪徳訪問販売の中にはこのNSマークがない粗悪品もあるようです。NSマークの認定条件は警報音の大きさ、感知能力などのようです。
なかには天井に取り付けるためのねじ2本と本体、リチウム電池が入っています。火災警報器の仕組みは、本体の出っ張りの中にけむりが一定以上溜まると警報音を発するというものです。警報音を止めるには本体から煙を追い出す必要があります。
本体の内側にもNSマークが見えます。本体にリチウム電池をセットして、本体の取付ベースを天井に附属ねじで固定して取り付けます。
取り付け位置はかなり細かく記載されています。
・空気の吹き出し口から1.5m以上離す
・照明器具の真上および近くは禁止
・たれ壁(壁の出っ張り)から60cm以上離す
・タンスから60cm以上離す
・換気扇から1.5m以上離す
・取付場所の温度が0度を下回る、または40度を越えるところは禁止
・天井のはりから60cm以上離す
・火災でない煙、蒸気などのかかるところは禁止
・浴室内や水のかかる場所や水滴のつくところは禁止
・屋外・屋側は禁止
煙の感知できない場所や感知しすぎる場所は禁止ということですが、温度に関してはリチウム電池の動作保証温度に関係するようですが、寝室は別にしても階段は外気温に近くなる場合もありますからこの設定温度はどうなのでしょう?
取り付け前と取り付け後の様子です。天井灯の間になんとか違和感なく設置できました。
とにかく附属の紐が長いのよ。引っ張って警報音が鳴り止むわけではなくて、一月一回の点検用です。まあ天井高いお宅もあるのでしょうからとりあえず縛っておきましょう。ほんの10分ほどで作業は終わりました。
さて、この火災警報器の義務化ですが、取付調査もなければ義務違反に対する罰則もないそうです。我が身を守るための自己責任ということらしいのですが、あまりに設置比率が低いようだと、車のシートベルトのように罰則が取られるようになる日が来るかもしれません。
ふるさと切手 金沢物語
石川県内の郵便局で5000枚限定で「金沢物語」なるシール切手シートが販売されています。シール切手シートですが、よくあるケースはありません。
切手部分は、
・金沢城石川門
・加賀宝生 小面
・金沢21世紀美術館
・加賀鳶
・兼六園
・ひがし茶屋街
・加賀友禅
・尾山神社
・金沢駅 鼓門
・長町武家屋敷跡
の10枚です。切手部分の写真はまあまあですが、シート上部の金沢城の写真は粗いです。もう少しなんとかならなかったものでしょうか。
80円切手が10枚で1200円。少々高いですが、記念に1枚いかが?
熊本城築城四百年祭
今年1月から熊本市の熊本城で築城400年祭が実施されています。開催期間中は以下のタイミングで特別な催しがあるようです。
◆プロローグ 夜明け (平成18年12月31日~平成19年1月3日)
◆第1章 花絵巻 (平成19年3月24日~平成19年4月8日)
◆第2章 春絵巻 (平成19年4月28日~平成19年5月6日)
◆第3章 夏絵巻 (平成19年8月1日~平成19年8月31日)
◆第4章 秋絵巻 (平成19年10月12日~平成19年10月28日)
◆第5章 冬絵巻 (平成19年12月31日~平成20年1月3日)
◆エピローグ 未来へ (平成20年3月22日~平成20年5月5日)
やはり城好きとしては、来年完成予定の本丸御殿の完成が待ち遠しいですね。来年は、今年金沢市で開催された「全国城跡等石垣シンポジウム」が熊本市で開催されることも決まっているので、それに合わせて訪問計画を進行中です。
さて、私は昨年熊本城復興募金に寄付をして城主となりました。(ブログ記事)
城主になってからは熊本城復興の様子を伝える会報などが定期的に送られてきましたが、最後?の特典として現在開催中の400年祭の招待券が送られてきました。うれしい特典です。
熊本城築城400年祭公式ホームページ
往時の姿を復元しようと整備を進めてきた熊本城へ皆さんも行きませんか!