見れば見るほど好きになる名古屋城

3月2日に今年の名古屋城検定が開催されることが正式に発表されました。
名古屋城検定
名古屋城検定
今回は新たに初級合格者のみ受験できる中級が加わります。公式テキスト「見れば見るほど好きになる名古屋城」も、新たに「三之丸」「家系図」「名古屋城の自然」「狩野派」と最新のニュースを加え改定されました。前年の公式テキスト「名古屋城なるほどなっとく検定」と合わせて参考書として初級には持ち込みできますよ。中級は持ち込みできないので頑張って記憶しましょう。
試験日:5月10日(日)
時 間:初級 10時30分~12時10分、中級 2時30分~4時20分
受験料:初級 2,000円、中級 3,000円
申込期間:3月3日~4月24日
会 場:名古屋国際会議場

親鸞聖人の流刑地 上越五智地区

親鸞聖人上陸の地 居多ヶ浜
北陸には親鸞聖人の関係する地域や伝承が非常に多いですが、上越市にも多くの関連地があります。ここは流刑となった聖人の上陸地「居多ヶ浜」です。
親鸞聖人上陸の地 居多ヶ浜
鏡ヶ池
次の地は「鏡ヶ池」です。親鸞は7年この地で過ごし、罪を許されて関東へ旅立つとき、信者のためにこの池に姿を映して木像を刻んだと言われているそうです。
五智国分寺
奈良時代に越後にあった国分寺は戦乱により焼失し、上杉謙信により現在地に再興されたといわれています。境内には親鸞の服役した草庵址があります。
服役小屋(草庵)址
光源寺
五智国分寺から少し歩くと、「光源寺」があり、本堂の裏に、武田信玄と激しく争った信濃の武将村上義清建立の供養塔がひっそりと立っています。場所がわかりにくく、近くの住民に案内していただきました。
村上義清建立供養塔
養爺清水
五智国分寺の東側には「養爺清水」が沸き出ています。地域の住民の方に話を聞くと、今でも散歩がてら飲みにきたり、茶道や米とぎ水として使われているそうです。
居多神社
越後一の宮である居多神社もこの地域にあります。ここの宮司は上杉謙信公の多数の著書でも知られる花ヶ前盛明氏です。自身の著書もサイン入りで販売していましたよ。思わず一冊買ってしまいました。
居多神社
社殿は最近建て替えられたようで真新しいですが、一の宮といえば、地元石川では気多大社や白山比咩神社などを想像してしまいますので、比べるとコンパクトな感じを受けました。

暖冬を実感

妙高市の眺望
昨晩は新井SAのホテルに宿泊しました。到着したときは暗くなっていたのでよく見えませんでしたが、朝良い天候のなか遠くを眺めてみると、雪を被っている山はほとんどありません。
写真は妙高山方面です。他の山や平野部も道路脇に少しの雪が残るのみ。スノボー目当てでない今回の旅行に当たっては移動も楽で嬉しい限りであるが、こうも雪が少ないと今夏の水不足が今から心配です。

加賀藩家老 本多家上屋敷跡を歩く

本多家上屋敷跡
石川県立美術館のある本多の森は、元は加賀藩の家老であった本多家の上屋敷あった場所です。本多家は5万石という録を持ち、初代本多政重は徳川家康の側近であった本多正信の子であり、今話題の直江兼続の養子となったこともある武将でした。直江兼続には養子縁組の後に実子が生まれたために、縁組を解消し、奉公先を探していたところに加賀藩から声がかかったとのことのようです。
その本多家上屋敷を横切るように辰巳用水の分水が流れ、小立野台地を下った本多家下屋敷跡に流れていきます。
本多家上屋敷跡
昨年改修を終えてリニューアルオープンした県立美術館の裏もきれいに整備されましたが、整備されてから初めてそのあたりを歩きました。
というのも、先日地元新聞に来年度、金沢市が本多家上屋敷の調査を行うことがかかれていたので、以前本多家の石積み発見の報道があったことを思い出して、現状どうなっているのか気になっていました。
本多家上屋敷跡
木橋を渡るか否かという段階で、その下にすでに石積みが見えます。
本多家上屋敷跡
そのあとも崖にそって明らかに土盛りが見られ、ところどころ石積みが見えます。一部はとても大規模な石積みも存在します。
本多家上屋敷跡
本多家上屋敷跡
角にあたるような石積みは苔むしている石もありました。
本多家上屋敷跡
本多家上屋敷跡
正直ここまで多くの土塀の痕跡が残っているとは思ってもみず、今まで来なかったことを後悔するとともに、市民にもあまり知られていないことがもったいないと感じます。

石川県立歴史博物館 「れきはくコレクション2008」

石川県立歴史博物館 「れきはくコレクション2008」
今日は、石川県立歴史博物館で開催されている「れきはくコレクション2008」を見に出かけました。れきはくコレクションは、毎年その年度に購入または寄付により収集した資料を展示する恒例の企画らしいのですが、実際行くのは初めてです。
今日は二時から展示物の一部を学芸員が列品解説してくれました。列品解説は、3月7日、3月14日にもありますよ。
展示物は、江戸の加賀藩邸絵図や辰巳用水絵図、御所人形や絵葉書、鉄道グッズなど幅広く、今回の特別展は常設展示料金で見る事ができるのでお得感もありますね。
石川県立歴史博物館 れきはくメイト
来年度の博物館友の会「れきはくメイト」に入会してきました。博物館内は広すぎていつも常設展を見て回るのに時間が足りないので、来年度は何度か足を運ぶことにしましょう。
金沢くらしの博物館 「雛飾り展」
帰りに、金沢くらしの博物館で「雛飾り展」を見てきました。五段飾りの通常の雛飾りから御所飾りと言われる見たこともない雛飾りまでいろいろな雛飾りがありました。

小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」

街散策とは異なるが、地元新聞小説の話題をひとつ。
小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」
今年正月から北國新聞に掲載されている小説「金沢城下絵巻 炎天の雪」が面白い。
本日で50回目を迎えた諸田玲子さんによる本小説の舞台は、宝暦七年の金沢城下、お家騒動として有名な加賀騒動から数年後の世である。
昨年までは加賀藩三代利常から五代綱吉までの加賀藩政についての小説を掲載していたが、あまり興味を持たなかったので読んではいなかった。その前作は700回ほどの掲載であったので、今回も2年間700回ほどの掲載になると思われるが、その小説の内容も去ることながら、横田美砂緒さんの挿絵が雰囲気があってとてもよい。
県内の書店では、前作が書籍化されて並んでいるが、新聞掲載時にはあった挿絵が全く載っていなかった。本作もいずれは書籍化されるであろうが、その時はやはりこの趣ある挿絵がなくなることが予想される。
正月から面白かったので毎日読んでは片付けていたが、先日そう思い立って、正月からの切抜きを集めてスクラップすることにした。物語は駆け落ちし、ひっそりと暮らしていた夫婦が加賀騒動の関係者に巻き込まれて、夫婦の危機?に向かいそうな予感が・・・、今後の展開が非常に楽しみである。

ついに音楽CDもUSBメモリの時代へ

浜崎あゆみ「NEXT LEVEL」
昨年は市販のパソコンソフトがUSBメモリで販売されるようになりました。ミニパソコンなど外部接続媒体がUSBポートしか備わっていないパソコンの出現や、USBメモリ自体の価格下落もあり、今後の主流となりそうな勢いです。
今度は、音楽CDがUSBメモリで販売されるようです。コピープロテクト導入による売上減少以来、最近の若者のダウンロード購入志向もあって、CD売上は減る一方ではありますが、音楽CDのUSB化はどのようなメリットをもたらすのか?自分には想像できません。
メジャーリリース日本初となるのは、3月25日の浜崎あゆみのニューアルバム「NEXT LEVEL」で、USBメモリは特注デザインとなっています。「CD+DVD」版に比べると約三千円近くも高いことから、制作費はまだまだCD版のほうに分があるように感じますが、今後の音楽業界を占う上で注目の一作となることは間違いようです。
NEXT LEVEL【初回限定生産】(2CD+DVD)(ジャケットA) [CD+DVD]
NEXT LEVEL(CD+DVD)(ジャケットB) [CD+DVD]
NEXT LEVEL(ジャケットC)
浜崎あゆみ公式サイト

石川県立美術館 「百万石の大名展」 前田育徳会・尊経閣文庫の所蔵品から

石川県立美術館 「百万石の大名展」
本日から石川県立美術館で「百万石の大名展」が開催されています。開会式には谷本知事も参加されていたようで、展示室で説明を受けていました。どうりで興味なさそうなスーツ姿がたくさんいるなあと思いました。
加賀藩前田家の収集した美術工芸品を収蔵する尊経閣文庫が、石川県で大規模に公開されるのは昭和38年以来46年ぶりとなるそうです。尊経閣文庫とは5代藩主前田綱紀公の収集した美術品の総称です(もっとも当人は尊経庫蔵書と読んでいたようです)が、3代藩主利常の蔵書を小松蔵書、4代藩主光高の蔵書を金沢蔵書と呼び、その後の藩主の収集品を合わせてそう呼びます。
今回は、県立美術館のリニューアルを記念した企画展ですが、展示されているものはそれでも一部です。自分としては自分の目で初めて百工比照を見る事ができたことが良かったです。「百工比照」とは、5代綱紀の工芸美術品のサンプルを収集したもので、現在は11のたんすに分けて保存しているそうですが、ちょうど綱紀の時代に解体や補修を行なった利常の隠居所であった小松城や江戸の藩邸から実際に収集されたものもあり、写真で見ていたものとは明らかに違う迫力がありました。
石川県立美術館 「百万石の大名展」
平成21年2月15日~3月22日
展示のほうは、3月5日に展示替えがあり、現在は「国宝 万葉集巻第三・第六残巻(金沢万葉)」が、その後「国宝 古今集巻第十九残巻(高野切)」が展示されるようです。これ以外の展示品は期間中いつでも見る事ができます。

兼六園・金沢城 冬のライトアップ

先週から冬のライトアップが始まりました。前年度は2日程度のライトアップ期間でしたが、今年度は1週間~10日程度の期間になって、天候の良さそうな日を選べていいですね。今年は暖冬で、今日も全然寒くなかったですが、20日以上の早く咲き始めた兼六園の梅林がライトアップ範囲に入っていなかったのが残念でした。
兼六園 冬のライトアップ
兼六園 冬のライトアップ
兼六園 冬のライトアップ
金沢城 冬のライトアップ
金沢城 冬のライトアップ
金沢城 冬のライトアップ

金沢能楽美術館 「加賀宝生の名品」

金沢能楽美術館 「加賀宝生の名品」
セミナーが終了してからはライトアップまで少し時間がありましたので、金沢能楽美術館へ行きました。正月に加賀万歳を見に来てから2度目となりますが、先週から展示も替わっていますので、また年間パスポートに活躍してもらいました。
金沢能楽美術館 「加賀宝生の名品」
今期の展示は「加賀宝生の名品」というテーマで能装束を中心に展示がありました。展示室自体は広くはないので、設置してあった能楽美術館解説書で、加賀藩と能楽の関係についてしばし勉強し、さらに小ホールでビデオを見ました。
まずは「加賀宝生の歴史を訪ねる」という10分のビデオでしたが、わかりやすくまとまっており、金沢検定にも役立つものだと思いました。次に「能楽(高砂)」を見ました。県内の結婚式でよく謳われる「高砂」の節がこの能楽の一部だったとは初めて知りましたが、能自体は全く意味が分からず仕舞。