六階の野地板と化粧垂木を組む 「週刊 安土城をつくる」

「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
定期購読では2号と3号は一緒に届きました。この2つの号は同じ部位を組み立てるところもあり、塗装を考えると2号一緒に行うのが効率が良さそうです。しかし、化粧垂木の部品がたくさんあって細かい作業が要求されそうですね。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
まずは、金属パーツの光沢保護や錆止めをすることにしましょう。1号に付いてきた天守の金鯱と、風鐸を両面テープを貼った割りばしに、直接触らないようにピンセットで乗せました。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
今日は寒いですが、晴れていたので外でメタルプライマーを吹きかけます。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
乾いた頃にピンセットで裏返し、一緒に、前回メタルプライマーを忘れた破風板の金属パーツも、余分に吹きかけた液を筆で塗りました。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
次に金色に塗装する垂木や隅木を準備します。これが細かいです。2号と3号でかなりたくさんの部品点数があります。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
丁寧にカッターで切り離し、切り口にヤスリをかけて、ダンボールに貼った割りばしの上に並べていきました。この作業だけでも1時間かかりました。部品が細かいので、カッターで切り離すときに飛んでいかないように指で押さえながら切ります。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
外で垂木に下地剤を塗ります。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
乾くのを待つ間に、金鯱を乗せる棟木を作成します。木工ボンドで部品を接着し、下地剤を塗ります。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
今日は始めるのが遅くなったこともあり、下地剤がなかなか乾きません。その間に、野地板を作成します。パーツは2号に2枚、3号に2枚付いてきました。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
木工ボンドを塗り、補強紙に貼っていき、乾いてから野地板に沿ってカッターで切り抜きます。
「安土城をつくる」 六階の野地板と化粧垂木を組む
野地板が4枚完成しました。幾分、木工ボンドの水分で板が反っていますが、乾けば問題ないのかどうか?
今日は最後に垂木を裏返して下地剤を吹きかけます。塗装は次回です。

金沢城 玉泉院丸を暫定整備

石川県が計画する金沢城公園玉泉院丸跡の整備で、2014(平成26)年度末の北陸新幹線金沢開業に合わせた段階的な整備が行われる見通しとなった。従来は14年度までに整備計画を策定する方針だったが、埋蔵文化財調査を前倒しして、暫定的な広場整備などを検討する。20日に県庁で開かれた新年度当初予算案の会見で、谷本正憲知事が意向を示した。
県は、水堀化を視野に暫定緑地を造成した宮守堀の整備手法をモデルとし、玉泉院丸跡でも約2ヘクタールの範囲でも埋蔵文化財調査と並行して、広場などの整備を検討する。併せて、庭園や石垣の造形美に焦点を当てた専門家による「調査検討委員会」を8月にも設置し、庭園の価値を総合的に検証する。(北國新聞2009年2月21日付記事より)

金沢城いもり堀工事

金沢城いもり堀工事
金沢城いもり堀の第一期工事は来月19日までのようだが、今年は雪が少なく工事は進んでいる!?のだろうか。
金沢城いもり堀工事
見学場の近くが一番深く掘り下げているように思いますが、小石がいっぱいでています。ここには石垣は本来ないはずなので、埋めるときに入れた土砂の一部だとは思いますがあまり進んでいるように見えない・・・
金沢城いもり堀工事
金沢城いもり堀工事
いもり堀の延長上にある玉泉院丸ですが、今日入口をみるとついに県体育館の石碑が撤去されていました。
金沢城玉泉院丸
郭も完全に更地になって、新年度の発掘調査を待つばかりです。
金沢城玉泉院丸

金沢城河北門工事現場もライトアップ?

金沢城河北門
河北門の第2回現場説明会の日程が今月28日に決まり、今回は現在進行中の木工事と左官工事の説明と現場見学ということで、ついに間近まで入れそうです。外から見えない一の門やニラミ櫓台までは見せてもらえないかな?
金沢城河北門
さて、現在は小屋組みもかなり進み、壁の一部にとりかかっている部分もあります。
金沢城河北門
よく見ると、柱に番号が振られているのが見え、寄進の壁板の位置を表示しているのでしょうか?
金沢城河北門
金沢城河北門
今週末まで金沢城と兼六園でライトアップが行なわれており、河北門工事現場もライトアップしている?と思いましたが、現場の点検をしていたようで6時半に消灯しました。写真は緑系ライトに見えますが、実際は白色系で、バックの五十間長屋のライトアップと合いますね!

六階の破風板を作る 「週刊 安土城をつくる」

今日も昼間は晴れ間が広がったので、塗装が必要な破風を作ることにしました。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
まずはつながった破風パーツを切り離していきます。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
2枚の破風パーツを合わせて貼ります。更に上に貼っていく破風パーツを切り離します。部品が細いので折らないように気をつけます。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
2枚の破風板が完成しました。いよいよ塗装です。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
黒色スプレーの前に、色がうまく乗るようにサーフェイサー(下地剤)を塗ります。外でダンボールの上に破風板を置いてスプレーしましたが、スプレーの勢いに破風板がずれてしまいました。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
そういえば、製作手順でもずれないように両面テープで固定してあるなあと思い、今度は貼り付けて吹きかけます。手前と逆側で2回とあるのですが、慣れないのでうまく付いていない部分もあり、何度もかけていたら少々かけ過ぎました。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
乾くのを待つ間に破風板の裏紙をカットすることにします。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
線に沿ってカッターとはさみで切っていきました。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
10分程経ったあと、乾いたのを確認し、紙ヤスリでかけ過ぎでムラになった部分を削りました。もう一度ダンボールに両面テープで固定して、黒スプレーで着色します。まだ2回できれいに塗れませんね。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
黒スプレーは指紋がつかないように、30分ほど乾くのを待ちました。乾いたのを確認したら、裏に裏紙を木工ボンドで貼り付けます。貼り付ける前に、破風の格子部分にはみ出たスプレー部分がないか確認して、破風がきれいに見えるようにしました。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
最後に、金属製の破風飾りをつけます。直接触ると錆びるというので、竹串の先に両面テープをつけて貼り付けます。貼り付ける前に、腐食防止剤としてメタルプライマーを使っても良いと書かれていたのですが、部品が小さいのでなくなっては大変なのでやめときました。
「安土城をつくる」 六階の破風板を作る
破風板に3つの破風飾りを瞬間接着剤でつけて完成です。今日は3時間でした。創刊号だけで5時間かかり、これは完成まで大変な労力になりそうです。

埋文発掘調査が始まる 富山市大手町の大手モール

富山市埋蔵文化財センターは6日、同市大手町の大手モールで埋蔵文化財の発掘調査を始めた。4、5日に行われた事前調査では戦国時代から江戸時代のものとみられる素焼きの皿が10点近く発見されており、作業員は慎重に泥の堆積状況や溝の跡を確認した。
大手通りで、埋蔵文化財の本格的な調査が実施されるのは初めて。調査地点は富山新聞社前の市道で、富山城跡の一部。二の丸跡と三の丸跡の間に位置し、周辺には家老屋敷や内堀が含まれる。
発掘は路面電車の環状線化事業で軌道が新設される部分の内、長さ46.8メートル、幅4メートル、深さ2メートルで進められる。市埋蔵文化財センターでは家老屋敷で使われた陶磁器や石垣の一部が見つか
る可能性があるとみている。調査期間は28日までを予定している。(富山新聞2009年02月07日付記事より)

六階の小屋組みをつくる 「週刊 安土城をつくる」

道具がほぼ揃ったので、いよいよ製作に取り掛かります。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
創刊号では六階の「小屋組み」と「破風」を作成します。今日はまず「小屋組み」を作成します。小屋とは、小さな建物のことではなく、木造建築の屋根裏のことです。日本式の小屋は「和小屋(わごや)」と呼ばれ、鎌倉時代後期に発明されて以来、日本の寺院や書院造りの重い屋根に利用されている工法です。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
添付の紙ヤスリを5X10cmにカットして、組み合わせる溝部分を中心に、小さな同じ部品同士をマスキングテープで固定してヤスリ掛けしました。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
仮組みして穴の大きさなどを調整しながら、木工用ボンドで部品を連結していきます。部品へのボンド付けは竹串の先につけて行います。木工用ボンドは「速乾タイプ」ではなく通常タイプを勧めていました。塗るのに時間がかかるので、速乾タイプだと乾くのが早過ぎるようですね。作ってみて意味がわかりました。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
小さな部品なので折れないように気をつけながら作業を進めます。部品はレーザーカットして精巧に作られていますが、なにしろ小さな部品なのでうまくはまらない部品もあります。ヤスリをかけたり、カッターで削ったりしました。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
小屋組みの土台部分を井形に組みます。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
小屋組みが完成しました。下の土台と上の梁で固定され、思う以上にしっかりとした状態です。日本人の知恵に感心します。
2時間の作業でしたが、楽しみながら作成できました。
「安土城をつくる」 六階の小屋組みをつくる
残りは破風です。部品も少なくなりました。次は塗装しなくてはいけません。ここまで来て付いてきた部品を今回全部使うのではないことに気付きました。屋根を形作る部品については、各号に少しずつ付いてきてどこかで一気に作るようです。

金沢城河北門復元 塀の作事も間近

昨日は金沢散策の途中、金沢城にも寄りました。久しぶりの土曜日の訪問ということで、作業中の様子を見学できました。
金沢城河北門復元
二の丸上屋前には何か作っています。作業場でしょうか?それとも・・・
二の門とニラミ櫓台の間の塀も、石垣工事が終了し上屋が架けられ、いよいよ作事が始まるようです。
金沢城河北門復元
雨の降る天候ながら珍しく見学客がいました。
金沢城河北門復元
工事は先週に引き続き「小屋組み」部分でしたが、軒先が少しずつ接続されていました。それにしても、見学台前の網はなんとかなりませんかね?網目が細かすぎて撮影の邪魔になります。もう少し網目の粗いものにしてもらうか、透明なビニール部分を作ってほしいものです。
金沢城河北門復元
ぐるっと北側にまわると、一の門も作事作業を行っていました。足場の隙間から門の屋根部分が見えています。いつの間にか一の門の作事も順調に進んでいるようです。
金沢城河北門復元
金沢城河北門復元
見学が二の門のみというのは残念なことですね。上屋の囲いが一部でも透明であれば、もう少し楽しめるのですが。

高岡古城公園、発掘調査は2010年度以降 市、国史跡指定へ見通し

高岡市古城公園保全・活用方針策定委員会は30日、同市役所で開かれ、市側は高岡古城公園(高岡城跡)の国史跡指定に向けた発掘調査は2010(平成22)年度以降になるとの見通しを示した。
市教委によると、08年度から2カ年で土塁や堀、石垣の測量調査や文献確認を実施。新年度は築城時のものとされる石垣の概要調査を行うとした。
高岡古城公園を保全活用策ついて、歴史まちづくり法の指定を念頭に進めるべきとの意見が出された。市側は指定の前提となる歴史的風致維持向上計画の策定に向けて文化財総合把握事業を3カ年計画で進めているとした。園内の緑の管理方針を考えるべきとの意見も出された。(富山新聞2009年1月31日付記事より)

「週刊 安土城をつくる」 さあ作りましょうか・・・!

今日1月27日、ついにディアゴスティーニから「安土城をつくる」が創刊されました。近くの書店にはまだ並んでいませんでしたが、私は定期購読を申し込んでいたので帰ると届いていました。またとはない機会ですから頑張ってつくりましょう。
ディアゴスティーニ 「安土城をつくる」
なんだか久しぶりにワクワクしますね。
創刊号のシリーズガイドによると、
6階 ・・・ 第1号から第6号まで
5階 ・・・ 第106号から第110号まで
3・4階 ・・・ 第61号から第90号まで
2階 ・・・ 第36号から第60号まで
1階 ・・・ 第7号から第35号まで
地階 ・・・ 第91号から第97号まで
石垣 ・・・ 第98号から第105号まで
と各階ごとに組み立てますが、まずは特徴的な最上階(6階)を作り、次に1階を作るようです。石垣はさらに造形を再考してリアルさを増すようです。
信長の館にある5・6階を完成させようと思うと、6号まで購入して106号まで待っていないといけないですね。気長ですが全11号で完成しますので、全部はちょっと・・・と言う方はいかがでしょうか?
ディアゴスティーニ 「安土城をつくる」
さて、中身を確認します。すると、本格的木造模型という売りだけあって、接着剤に、塗装に、とまるで一昔のガンプラのようです。接着剤も塗装もいらなくなった最近のガンプラとはやはり違います。
創刊号にも木工ボンドと紙ヤスリが付いていますが、模型づくりにはラジオペンチやマスキングテープ、両面テープ、瞬間接着剤、平ヤスリ、三角ヤスリ、定規、三角定規、カッティングボード、ピンセット、竹串、カッター、塗料、うすめ液など様々必要なようで、すぐには作り始められない・・・
これら必要な道具の一部を通信販売するということで、総額7400円の出費となりました。号が進むと第二弾販売もあるようで、バインダーも購入していくと、当初16万円と見積もっていた予算は2万円ほど追加になるようですね。
今日はとりあえず添付のパーツの確認をしました。それにしても1号にしてこの細かさは・・・初めから挫折しそうです。いやいや、ひとつひとつ確認します。1が2個、2が2個、3が・・・・、24が2個、25の破風板裏紙が2個・・・・、・・・・・、・・・・・あれないな?と思っていたら、パーツ一式とは別に紙ヤスリの裏にありました。
道具が週末までに届いたら早速作ることにしましょう!
模型の満足度:★★★★★ 星5つ
模型の作りやすさ:★★☆☆☆ 星2つ
製造の根気度:★★★★☆ 星4つ
製造投資の安さ:★☆☆☆☆ 星1つ
男のロマン:★★★★★★★★★★ 星10個なんてね!