「彦根城を極める」出版記念

「彦根城を極める」出版記念 講演会
「彦根城を極める」出版記念 講演会
サンライズ出版から本日発行された「彦根城を極める」を記念して、著者である中井均氏による講演会と見学会が開催されました。久しぶりに早起きして彦根市までやってきました。
講演会では中井氏が彦根城のすばらしさについて熱弁を奮い、大いに盛り上がりました。講演終了後はサインを求める長い列ができました。私もマジック持参でサインをいただきました。
「彦根城を極める」出版記念 中井さんのサイン
お昼の間に近くの夢京橋で、開催中の中井氏の「お城グッズコレクション展」を見ました。城名のついたお酒やテレカ、ビデオにトランプなどいろいろなグッズが並べられていました。
「彦根城を極める」出版記念 お城グッズコレクション展
「彦根城を極める」出版記念 お城グッズコレクション展 「彦根城を極める」出版記念 お城グッズコレクション展
「彦根城を極める」出版記念 お城グッズコレクション展 「彦根城を極める」出版記念 お城グッズコレクション展
昼からは実際に彦根城内を歩きながら見どころの説明を受けました。残念ながら雨が降ってきてしまったり、中井氏が解説に力が入りすぎたりして、予定していた玄宮園はなくなってしまいました。が、とても楽しい会でした。
「彦根城を極める」出版記念 見学会 「彦根城を極める」出版記念 見学会
来月には「彦根城築城400年祭」が始まります。ということで前売券と限定グッズ(井伊の赤備えミニレプリカ、840円)を購入しました。マスコットキャラ「ひこにゃん」のグッズもたくさんありました。
彦根城築城400年祭 彦根城築城400年祭 限定商品
中井氏の著作
近江の城 城が語る湖国の戦国史 近江の城
城郭探検倶楽部 城郭探検倶楽部
京都 乙訓・西岡の戦国時代と物集女城 京都 乙訓・西岡の戦国時代と物集女城
近江の山城 ベスト50を歩く 近江の城 ベスト50を歩く
彦根城を極める 彦根城を極める

信長が贈った安土城の屏風

織田信長からローマ法王に贈られた安土城の屏風絵を捜すためローマに滞在中の若葉みどり(千葉大学名誉教授)らは9日、屏風は1592年までの7年間、バチカンに収蔵されていたことが分かったと発表した。
屏風は伊東マンションら少年4人の天正遣欧使節が1585年3月、当時の法王グレゴリオ13世に献上したが、現在は所在が分かっていない。今回の調査で、1592年7月13日にベルギー人の骨董収集家ウィンゲが、バチカンの「地図の画廊」で屏風をスケッチしたことが、ウィンゲの書簡から分かった。18世紀にフランスのイエズス会士が出版した本には安土城の絵が載っており、屏風が法王からの贈り物としてフランスに渡った可能性もあるという。(北國新聞 2007年2月11日付記事より)

金沢城大学 歴史・文化コース第10回「金沢城発掘最前線」

第10回「金沢城発掘最前線」
金沢城研究調査室の滝川氏による平成18年度の金沢城の3つの発掘調査の発表でした。うち2つは実際に現地発表会にも参加していたのですが、発表者が違うことや座って聞けたので再認識した部分もありました。
金沢城は宝暦と文化に2度の大火にあっているのですが、本丸はその度に大火の痕跡を消すために盛り土がされているということで、城の破却時のみならず、大火のときも土をかぶせて隠すという行為を行っていたということが分かりました。
閉講式
講義終了後に閉講式がありました。金沢城研究調査室長の木越氏による閉講のあいさつがあり、「国立大学並みの倍率を超えて」という冗談もありましたが、ぜひ来年も機会に恵まれれば受講したいものです。修了証書は式のなかでは代表者1名に手渡されましたが、70名の受講者のうち55名が修了証書を手にしました(10回の講座のうち7回の受講で修了)。ちなみに皆勤賞はありませんでした。
修了証書

金沢城 河北門復元のいま

河北門 発掘調査箇所
現在は発掘調査も一区切りして、発掘調査箇所にはシートがかけられていました。春からは石垣復元に向けて位置を確定する発掘調査が始まるようです。
看板は先日の発掘調査報告を受けて、新しい看板がいくつかかけられていました。
河北門看板 河北門看板

富山城址公園の園路を石畳に

富山市は、富山城址公園の園路を石畳に張り替える整備に乗り出した。城址公園の雰囲気に合う趣ある園路に衣替えし、魅力の向上を図る。石畳整備に併せて照明も取り換え、足元を照らすタイプの照明10基を新設する。(北國新聞 2007年1月17日付け記事)

「日本の名城 第二章」決まる

日本の名城 第二章
童友社から発売されていた「日本の名城」の第二章が2月下旬に発売になるようです。
今回のラインナップは、
・熊本城
・高知城
・江戸城(春)
・江戸城(夏)
・大坂城(春)
・大坂城(冬)
シークレットは熊本城のゴールドバージョンだそうです。写真を見ると、今回もとても期待できる出来ですので楽しみです。

日本の名城 シークレット

日本の名城 シークレット 金の鯱
あけましておめでとうございます。今年こそはサイトのリニューアルするぞ!!!(毎年同じことですみません)
新年の決意表明です。先月からヤフーでオークションを始めました。年末年始に固めていくつか落札しました。城郭、歴史関係の本が中心ですが、写真のシークレットもその1つです。夕映えに輝いてなかなかのものです。

童友社 城郭コレクション「日本の名城」 第一章

最近はコンビニでもいろいろな食玩が売られていますが、これはお菓子は付いていません。ということでおもちゃ(玩具)に分類されるのでしょうか?1個399円という値段ですが、さすがに城郭プラモデルを販売している童友社だけあって、ミニチュアながら天守閣だけでなく、石垣、堀の一部を含めた情景が表現され、ディスプレイ用のプラスチックケースも付いているという凝り様です。プラモデルと違って、彩色済みですから、城好きの方はコンプリートを目指してみてはどうでしょう?
童友社「日本の名城」第一章
城郭コレクション「日本の名城」 第一章(童友社)
・姫路城(春)
・姫路城(夏)
・名古屋城(春)
・名古屋城(夏)
・鶴ヶ城
・松山城
・スペシャル 金の鯱(名古屋城)
全7種類
結局、コンプリートは諦めましたが、城郭としてラインナップされている4城は入手できました。春バージョンと夏バージョンのある2城は、ともに城内の木がピンクに塗られているか、グリーンに塗られているかの違いですので、重複したものをピンクに塗れば同じ?と言えます。こういうおもちゃの性(さが)ですが、重複した城郭も多く手元に残りました。第一章となっているので、第二章もあることを期待しています。同社のプラモデルラインナップからすると、大坂城、江戸城、小田原城、高知城、安土城、彦根城あたりから選択ということになるでしょうか。個人的には、最新の研究成果を踏まえて、安土城を再モデリングしてもらえると嬉しいです。
姫路城(春) 姫路城(春)
姫路城(春) ・・・ 兵庫県姫路市
姫路城(夏) 姫路城(夏)
姫路城(夏) ・・・ 兵庫県姫路市
松山城 松山城
松山城 ・・・ 愛媛県松山市
名古屋城(夏) 名古屋城(夏)
名古屋城(夏) ・・・ 愛知県名古屋市
鶴ヶ城 鶴ヶ城
鶴ヶ城(会津若松城) ・・・ 福島県会津若松市

「天下の覇城」 其の壱

コンビニで「天下の覇城」というおもちゃ(お菓子が付いていないので食玩ではない)を見つけました。箱の重さを気にしながら購入しましたが、運良くコンプリートできました。シークレットはないですが。
「天下の覇城」其の壱 「天下の覇城」其の壱
「天下の覇城」 其の壱(株式会社ラナ)
・安土城
・安土城(赤瓦)
・徳川大坂城
・徳川大坂城(緑青瓦)
・江戸城
・江戸城(緑青瓦)
全6種類+シークレット
安土城(赤瓦) 安土城
安土城(赤瓦)と安土城
大坂城
大坂城と大坂城(緑青瓦)
標準バージョン
江戸城(左)と大坂城(右)
緑青瓦バージョン
江戸城(左)と大坂城(右)
全6種類とはいえ、屋根の色が違うだけですから3城郭です。さらに、大坂城が豊臣時代のものではないので、大坂城と江戸城が似ていて良く見ないとわかりません。実際にも破風が違うだけです。箱には「精細造形で蘇る 日本の美」という売り文句と如何にも良い出来の写真が載っており、実物を見ると色塗りが雑だったり、微妙に屋根が傾いていたりして、期待を裏切られたと思う方もいるでしょう。物はまあまあ大きいのですが、1個525円という価格と、天守だけだとやはり寂しい思いがよぎるのです。
天守だけだと層塔型天守は味気ないです。やはり望楼型天守の安土城はまだ見応えあります。安土城狙いでいくならば比較して軽い箱が安土城です。そういえば、シークレットは何でしょうね?豊臣時代の大坂城だったりすると嬉しいですが、安土城のゴールドバージョンでしょうか?「其の壱」ということは、売れ行き次第では「其の弐」があるということですね。出来れば、望楼型の「犬山城」や「清洲城」を希望します。

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金沢城跡河北門復元整備 埋蔵文化財調査現地調査会

河北門は石川門とともに金沢城三の丸の入口を成し、三の丸から二の丸への入口となる橋爪門とあわせて金沢城三御門と称されます。石川県では明治14年頃に破却された河北門を、北陸新幹線の開通にあわせ、平成22年春の完成を目指して復元整備しています。
河北門現地説明会 河北門現地説明会
時折雨の降りしきる寒い日となりましたが、幸いにして説明会の時間帯は雨も上がりました。新聞報道されたこともあり、説明会には大勢の人が集まっていました。
二ノ門石組側溝 二ノ門礎石根固
二ノ門石垣断面 ニラミ櫓台石垣
江戸時代後期の地盤は現在のものより1メートルほど下になるとのことですが、下水管工事の影響で礎石が破壊されている部分も少なくありません。反面、その発掘の過程で普段は見ることがない、石垣下の断面を見ることができました。現地説明会では、河北門と枡形の構造が良く似ている石川門において、河北門と対比した説明がありました。
1時間の説明会が終わる頃、雨が再び強く降り始めました。幸運な天候でした。