金沢城宮守堀工事

この週末は金沢でも雪が降りました。しばらくは外の工事はお休みですね。
金沢城宮守堀
いつも反対側から写真を撮っていたので、見学台の準備が整っていたのに気付きませんでした。
金沢城宮守堀
近づくとナレーションが流れますが・・・現在は「宮守堀の水堀化工事中です」のような一言のみ。工事が進めば変わるのでしょう。
金沢城宮守堀
復元イメージのイラストもあり、春以降の工事進行が楽しみです。
金沢城宮守堀

金沢城河北門復元

金沢城河北門復元
冬の金沢らしい雪降りしきる天候です。
金沢城河北門復元
金沢城の現在の工事予定は、二の門櫓の力垂木とその先端の飾りです。上棟式から半月ですが、木工事は見た目あまり進捗ありませんね。
金沢城河北門復元
力垂木の先端にはまだ何もついていません。
金沢城河北門復元
金沢城河北門復元
見学現場までの足場にはつららがびっしりと・・・。しかし、向かいのニラミ櫓台の工事進捗が気になります。当初の計画だと、そろそろこちらも木工事が始まる予定なのですが。

「小京都」とお別れ 金沢市、全国会議に脱会届

全国の「小京都」を束ねる全国京都会議から、金沢市が今年度いっぱいで脱会することになった。そもそも武家文化を受け継ぐ城下町である金沢は公家文化の京都とは違うだけに、同会議への加盟は不自然だとの指摘が多かった。金沢など国の「歴史都市」に認定された都市による協議会設置の動きもあり、金沢市は「小京都」と袂を分かち、固有の歴史資産を生かした観光戦略を一層推し進める。
全国京都会議は1985年に発足し、金沢は88年に入会した。現在は金沢、京都両市を含めて全国50市町が加盟しており、事務局がある京都市観光協会のホームページでは「小京都MAP」として各市町の観光名所などが紹介されている。(2008年1月22日付記事より)

金沢城惣構国史跡に 平成12年度にも

金沢市は2014(平成26)年度の北陸新幹線金沢開業を見据えて昨年度に策定した金沢魅力発信行動計画を見直し、20日の市議会総務常任委員会に提示した。歴史遺産の文化財指定推進では、金沢城の惣構の国史跡指定に向け、文化庁との協議を進めるとし、早ければ12年度の史跡指定申請を目指す方針が示された。「歴史都市」に対する国の財政支援措置を活用し、惣構の復元も本格化させる。
惣構は堀と土居で敵の侵入を防いだ防御施設で、金沢城は内、外の二重の惣構に囲まれていた。土居の多くは崩されたが、堀については幅が狭められながらも七割方が水路や用水として残っており、土居の内側に整備された内道と合わせて昨年12月に市史跡に指定された。市は11年度まで史跡指定の範囲や手順、調査方法について文化庁と協議を進め、一定の方向性を見いだしたい考えである。
惣構の復元については、西外惣構の金石往還への出入り口に設けられた「升形」を10-11年度に整備する。玉川公園付近での西外惣構復元については、完成時期を一年間前倒しして12年度とする。(北國新聞2009年1月21日付記事より)

金沢城河北門 寄進証届く!

金沢城河北門寄進証
本日、寄進証が県土木課より届きましたよ!
記名会では漢字違いで早々に返却してしまったので、今日はしばしマジマジ眺めてみました。すると、右上には記名会の席NOが、左下には平瓦と板塀の記名NOが小さな文字で入っていますね。

2009年1月19日 名古屋城本丸御殿着工

来週1月19日にいよいよ名古屋城の本丸御殿が着工を迎える。当日は場内が無料開放され、「餅投げ」や「市民鍬入れ」などの着工記念イベントが開催される。さらに、名古屋能楽堂では城郭都市サミットとして、荒俣宏氏による基調講演と、大阪・京都・熊本・犬山・名古屋の市長が集まって城郭都市サミット会議が開かれる。
名古屋城本丸御殿着工
名古屋城本丸御殿着工

でも当日は月曜日。現役世代は参加が難しいですね。残念です。

企画展 富山城二階櫓門を探る

連休は大雪という予報でしたが、北陸はそれほど積もりません。
企画展 富山城二階櫓門を探る
今日は富山城に、企画展「富山城二階櫓門を探る」を見に来ました。昨年もこの時期に千歳御門の企画展があった覚えがありますが、雪に向けて城郭展を開くのはなぜでしょうか?しかし、城郭展となれば明日までといえ、見ないことにはもったいないと、はるばるやってきました。
企画展 富山城二階櫓門を探る
先日、本丸の天守台を造っていたらしいという新聞記事が出ましたが、記事では水を抜かれた内堀が写っていましたが、今日の内堀は水がたたえられています。よく見ると、水の中に石が規則的に並べられています。何かな?と見ていたら、まだ内堀は浄化作業中とのことで、防水シートを抑えている石のようですね。水がはられてから間もないと思うのですが、すでに藻がかなり浮いているのは気になります。
企画展 富山城二階櫓門を探る
企画展 富山城二階櫓門を探る
今回展示された富山城の二階櫓は、二の丸の枡形にあった二の門で、一の門が建築されなかったので正確には枡形として機能はしていなかったのですが、当初3箇所予定されたものの、唯一建築されたものであり、現在の国際プラザ前の横断歩道のあたりにありました。
企画展 富山城二階櫓門を探る
企画展 富山城二階櫓門を探る
遺構はすでに地下で見る影もないですが、遺物は郷土博物館前に、その礎石が2個野外展示されています。
企画展 富山城二階櫓門を探る
企画展 富山城二階櫓門を探る
特別展 よみがえる重要文化財 石黒信由関係資料
富山城でちらしを見たので、戻る途中で射水市新湊博物館で開催されている、特別展「よみがえる重要文化財 石黒信由関係資料」を見てきました。
今回の特別展は、石黒信由が著した和算書や測量書などの古文献や作成絵図(古絵図)の修理作業について紹介していました。とても興味がわきましたね。修理については以前NHKで国宝の修理作業の様子をやっていたのを見たことがありますが、実際に修理されたものを見ると、日本人の器用さには感心しますね。2月22日まで開催中ですので、興味ある方はどうぞ。
特別展 よみがえる重要文化財 石黒信由関係資料
帰りまでは天気ももっていたのですが、家への帰り道いよいよ大雪となってきました。明日は積もりそうです。

金沢城河北門復元上棟式&第一回記名会

新春金沢城祭2009
雪が降る冬らしい天候の中、いよいよ記名会の日となりました。今日は「新春金沢城祭2009」と題して、河北門上棟式や、戸室石によるオリジナルペーパーウェイト作りや河北門ペーパークラフトなどのイベントが同時開催されます。
金沢城河北門上棟式
上棟式は河北門の工事現場で行なわれているようです。自分はとりあえず記名会の会場となる五十間長屋に向かいます。
金沢城河北門上棟式
記名会のあと、寄ってみると片付け中でした。木工事はあまり年末から進んでいませんね。
新春金沢城祭2009
会場へ向かう道も、今日の寒さのためか人はまばらです。ペーパーウェイトやペーパークラフトもあまり人気がありません。作るのは人気なかったですが、家でつくるからとペーパークラフトをもらっていく人は大勢いました。
河北門寄進記名会
自分の場所を確認します。申込み順なのか前のほうですね。前には報道陣が詰めますが、ギリギリ映らない場所でしょうか。
河北門寄進記名会
河北門寄進記名会
寄進証を写真に撮ります。あれ?名前が違うぞ!!!!
ということで、後日郵送してもらうことに。
受付は10時からでしたが、開始は11時から一斉に、ということなので、河北門ペーパークラフトに挑戦です。すべての完成には1時間以上かかるということで、20分コースの二の門を作ります。しかし、30分経っても完成せず、二の門と一緒に記名会の夢はあっけなく破れました。気を取り直して・・・
河北門寄進記名会
平瓦は素手で触ると指の脂がついてしまうということで手袋が準備されています。本格的に筆で書くのかと予想していましたが、マジックか筆ペンで書くようです。
河北門寄進記名会
書く文字を紙に練習し、いよいよ開始です。
河北門寄進記名会
ツルツルの表面ではなく、網目の裏面に書くのはなかなかに難しいことでした。
河北門寄進記名会
続けて、板壁に記名しました。こちらは1枚に7組が書くのですが、自分は一番下で土台のすぐ上となりました。書きやすかったですが、こちらは手袋なしに同じく筆ペンで書きました。立ったまま書くのが少し辛かったですね。
シンポジウム 江戸城と金沢の御殿
昼からは文教会館ホールに場所を移し、「シンポジウム 江戸城と金沢の御殿」を聞きました。
シンポジウム 江戸城と金沢の御殿
シンポジウム 江戸城と金沢の御殿
基調講演は平井聖氏による「篤姫の時代の江戸城」でしたが、大河ドラマにおける建造物の時代考証の大変さを交えながら、篤姫時代の江戸城の建造物について講演されました。
話のなかで、篤姫では「映像にいつも以上に臨場感があった」という感想が多かったそうですが、それはセットに天井を作ったから、という裏話がありました。天井は収録ではライトやマイクの邪魔になるので作らないことが多いそうですが、天井があることで見上げるアングルが撮れるようになって、いつもの水平アングルや俯瞰アングルと合わせて臨場感が出たとのことでした。
シンポジウム 江戸城と金沢の御殿
そういえば、こんな場面や
シンポジウム 江戸城と金沢の御殿
こんな場面も、天井が映っていますね。しかも、同じ絵柄を色合いを変えて利用しているそうで、面白いですね。
帰って、作りかけの河北門のペーパークラフトを完成させました。結局4時間もかかってしまいましたよ。1時間とはえらい少ない見積りでしたね。
河北門ペーパークラフト
その甲斐あって出来栄えはいい感じです。一の門やにらみ櫓台の塀は内側も貼り付けるという手の込みようで、完成するとA3サイズになったので迫力もそこそこです。にらみ櫓に二重櫓があるともっと見栄え良いのですが、復元イメージどおりなので記念になりますね。
河北門ペーパークラフト
河北門ペーパークラフト
河北門ペーパークラフト

武田家、城下町で金加工? 甲府で金付着土器発見

甲府市は9日、戦国時代の武田氏館周辺の城下町遺跡などで発掘した土器片58点に金が付着していたと発表した。金は土器の上で加熱された際に溶けて付着したとみられ、城下町で金が加工されていたことを示している。市教育委員会は、複数の金山を有し天下取りをうかがった武田家の財力や金の流通過程を探る貴重な資料になるとしている。
市によると、戦国時代の城下町遺跡で金が付着した土器片が見つかったのは、七尾市の七尾城跡で出土したのに次いで2例目。武田家の資金源の一つとされる黒川金山(山梨県甲府市)や湯之奥金山(山梨県見延町)などで採掘された金が城下町の甲府に集められ、工房で装飾品などに加工された可能性が大きい。(北國新聞2009年1月10日付記事より)

今年度の加賀藩塩硝蔵発掘は・・・あれ?

今日は自宅周辺で作業停電がありました。すっかり忘れていましたが、停電で車を車庫から出すこともできなくなったので、午前中はサーバーを消したり付けたり、電化製品の状態を確認したりしていました。こんなときはオール電化の不便さをしみじみ感じますね。
昼前に家を出て、仕事に行く前に涌波の加賀藩塩硝蔵発掘現場の様子が気になって寄ってみました。
加賀藩塩硝蔵発掘
予想はしていましたが、発掘現場はすでに埋められていました。今年も現場説明会には参加できませんでした。あったのかな?
加賀藩塩硝蔵発掘
加賀藩塩硝蔵発掘
今年どのくらい解明されたのか、調査報告書が楽しみなところです。来年度もあるのかな?