SQL Server 2005サイジングとパフォーマンスチューニング

新宿トレーニングルーム
マイクロソフトのセミナーで東京でしか開催されていないものを受講してきました。「SQL Server 2005サイジングとパフォーマンスチューニング」というテーマですが、中級レベルの本セミナーは受講してみて東京でしか開催されない理由も分りました。
マイクロソフトの新宿オフィスは各テーブルにモニターが設置されていて、スクリーンと同じ画面が映されます。実際の操作説明もある本講座ではスクリーンだけでは不足ですので、他の会場は開催が難しいでしょう。
内容は、中級レベルということだけあって非常に中身も濃く、勉強になりました。回数も少なく、すぐ満員になる講座なのですが、2ヶ月も前に締め切りになるからか、当日は空きも多く、途中退席も多いため、最終的には半分程度しか残りません。確かに、対象となるエンジニアは急な予定も多いですから、事情もわかりますが、折角の良い講座何とかならないものかと思います。
SQL Serverエンジニアの皆様、機会があればぜひ受講をオススメします。

MCP 070-431 一発合格!!

バウチャーチケット
今年、いろいろと出かけたイベントでマイクロソフトのMCPを無料受験できるバウチャーチケットが2枚貯まりました。が・・・、時間がなくて有効期限ぎりぎりにようやく1つ受験する決意をしました。試験科目は、「MCP 070-431 Microsoft SQL Server 2005 実装および保守」です。
DB開発者入門資格ではありますが、対象が開発者なので簡単とは言えません。ここ数年、有効期限のない情報処理試験ばかり受験していた私は、マイクロソフトの資格試験は初めてです。SQL Server 2005は出荷されたばかりなので、数年は有効期限があるでしょうから、ここで受かっておきたいものです。
SQL Serverは7.0バージョンの頃からすでに5年ほど使用しているとは言え、すべての機能を使い切るところまでは至っていないため、試験対策が必要です。今日の試験に備え、割ける時間は週末2日のみ。とりあえず、試験対策参考書を一冊読み終えました。
パソコンに向かって行う試験は数年前のシスコのCCNP以来です。緊張しましたが、寝不足で時々眠くなります。全部で40問。予想外の問題もありましたが、知識をフル動員します。見直しも終え、終了ボタンを押す。
・・・実はこの試験、その場で合否が出ます。先のシスコも同様で、このときは「不合格」・・・ショックでした。
今回は・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
感触はトントンでしたが、集計の時間が意外に長くドキドキさせられます。今回はなんとか「合格」できました。
試験の後で・・・
試験室から出ると、分野別の出来不出来をプリントした紙を受け取ります。やはり知識にバラツキがありますね。今後も補強が必要です。何はともあれ、ホッとしました。

PASSJ Conference 2006 with VSUG

参加粗品の水、横のおまけはローソンのお茶に付いていたもの(アロサウルス かっこいいです) 赤坂プリンスホテル
東京で開催された「PASSJカンファレンス2006」に参加してきました。今回は、Visual StudioとSQL Serverが久しぶりにバージョンアップしたということで新製品発表会の要素もありましたが、とても有意義なセミナーでした。午前のキーノートを終え、午後は3トラックが同時並行で開催されましたが、私はDBAトラックを聞いてきました。
○SQL Server 2005セキュリティとは? 河端善博氏
マイクロソフトのSQL Serverに対するセキュリティ機能は今回かなり追加されていますが、提供しているけど後は自由に使って、というスタンスのようです。ヘルプもすべて翻訳されているわけではなく、河端氏はこの機能の設定変えるとどうなるかという検証に苦労したそうです。
○グラス片手にデータモデリング実践 梅田弘之氏
一度梅田氏の講演を聞いたことありますが、今回もときおり会場に質問する形式で進められました。いろいろと販売管理の設定をするうえで参考になりました。半分は梅田氏の会社のデータモデリングツールの宣伝のような
○基幹系SQL Serverの構築とチューニング、SQL Server 2005移行の留意点 熊澤幸生氏
熊澤氏はSQL Serverを使用したシステムでもかなり大規模なシステムのチューニングをしているようです。最初から語り口は、初期設定しないSIerに対する不満で怒り口調でした(もしかしていつも通りがそう聞こえたのかも)。話はチューニングに関する話が中心でしたが、難しいながらも非常に参考になりました。実現しようとするとハードウェアベンダーは喜びますが・・・。大規模システムでは初期設定も重要だと思いますが、設定ナシに簡単に使えますよ、というのがマイクロソフトの売りのひとつなのも事実であるので、ひとつの啓蒙活動が重要ですね。
独学だと見逃しがちなものが、こうして講演というかたちで聞くと気付かされることも多いです。
東京タワー 国会議事堂
帰りはすっかり暗くなっていましたが、天候もよかったので東京駅まで歩きました。光の中の東京タワーや国会議事堂は綺麗でした。

SQL Server 2005技術概要セミナー

昨日に引続き金沢でマイクロソフトセミナー「SQL Server 2005技術概要(データ分析・活用編)」に参加してきました。今日もとても参考になりました。
・Reporting Services
・Integration Services
・Analysis Services
というBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの解説でした。ビジネスインテリジェンス編とすると人気ないそうで、データ分析・活用編という名称になったそうです。ちょっとした裏話です。
Reporting Servicesを使用すると、
・ブラウザで表示するレポートを作成できる。
・パラメータを設定して絞込みをしたり、ドリルダウンやドリルスルーを使用して行のデータの粗さ(年、四半期、月、日など)をその場で変更できる。
・Excel、PDFに出力できる。
・レポートビルダを利用して、ユーザーがドラッグアンドドロップで列、行、値の項目を自由にレイアウトできる。さらに、保存して再利用できる。
Analysis Servicesを使用すると、
・過去や現在のデータから集計などを行い、結果を多次元に分析できる。
・分析パターンを事前に集計しておくことができるため、分析やレポート生成の時間を短縮することができる。
今日と昨日のセミナーの資料の中に、「SQL Server 2005徹底活用ガイド」(翔泳社)が入っていました。実は私発売と同時にこれ買ったんですよね。もらえると分かっていれば買わなかったのに・・・。それも2冊も。

SQL Server 2005技術概要セミナー

金沢でマイクロソフトセミナー「SQL Server 2005技術概要(エンタープライズデータマネジメント&データベース開発編)」に出席してきました。1日みっちりと新バージョンの機能説明を受けましたので、11月の発売がとても楽しみです。
・データベースミラーリング
・データベーススナップショット
・SQLCLR
まずこの3つはいろいろと使えそうなので実験してみたいです。特に、データベーススナップショットはミラーリングと組み合わせてレポート機能に使えるそうで、そうすると負荷も分散して良さそうです。

SQL Server 2005/Visual Studio 2005セミナー

中部北陸.NETパートナー会の主催する「次世代プラットホーム 新SQL Server/新開発ツールの情報先取りセミナー」に参加してきました。
役立ちそうな情報を一覧しておきます。
●SQL Server 2005
1.ANSI-99に準拠し、PIVOT(クロス集計)に対応した。
2.データベースにトリガ作成できる。
3.トランザクションで例外処理(TRY…CATCH…)が使用できる。
4.Enterprise Manager+クエリアナライザの新管理ツールManagement Studioでは部分的にクエリ実行が可能。ストアドプロシージャの作成・保守が向上している。
5.XMLのネイティブ対応。
6.データベースのミラーリング機能が実現。3台で構成すればフェールオーバー時の自動切替も可能になる。
●Visual Studio 2005
7.ToolStripコントロール(ツールバー)が追加。(Windowsフォーム)
8.Spliterと2つのPanelをカプセル化して、SplitContainerコントロールが追加。(Windowsフォーム)
9.Web仕様のコントロールとプロパティが追加。FlowLayoutPanelコントロール、TableLayoutPanelコントロール、Marginプロパティ、Paddingプロパティ。(Windowsフォーム)
10.Textbox、ComboBoxにAutoCompleteプロパティが追加。
11.MaskedTextBoxコントロールが追加。ようやく郵便番号のマスク機能が標準機能で実装される。(Windowsフォーム)
12.マスタページ(テンプレートページ)の作成機能が追加。(Webフォーム)
13.ソースコードが見えない配置が可能。(Webフォーム)
14.他のページにポストバックが可能。(Webフォーム)
来月にVisual Studio 2005で1日、8月にSQL Server 2005で2日セミナーがあります。SQL Serverの新機能は興味ある部分が多いので、早期に一度評価してみようと思います。

PASSJ 1Day Seminar 2005

金曜日(10日)は「PASSJ 1Day Seminar 2005」に参加するために大阪へ行ってきました。日帰りで強行日程だったのと、週末町内会行事があったので、生活リズムが崩れて今まで体調が不調でした。今ようやく内容を見直すことができ、忘れないうちにメモを残します。
今回最も参考になったセッションは、河端氏の「セキュリティのポイント」セッションです。
今年4月に個人情報保護法が施行されて、システムを開発する者としてアプリケーションにどういう機能を組み込むべきかを真剣に考えなくてはならないようになりました。私はセキュリティに関心があって、個人情報保護法やその他セキュリティ対策を勉強してきましたが、本セミナーで得意先に提供できるような参考情報がありそうだと思っていました。
セッションではプロファイラでのセキュリティイベントの取得手順と、トレースでのイベント取得サンプルが紹介されました。まず何よりもセキュリティ機能を同時起動できないようなリソースのハードウェア環境では今後いけないだろうという提案があり、もっともだと思いました。サンプルも取得できたので、今後実装テストして提案に応用したいと思います。
最後にトリガによる更新履歴のログ実装についても話がありましたが、ログテーブルの準備に関して、分割して複数用意するという説明があり、処理手順が他の処理にも使えそうだと考えながら、思いがけなく良いヒントをいただけました。
3つ目のセッションでおすすめツールやおすすめ書籍の紹介がありましたが、その中で「SQL Digger」というツールが役立つと思います。このツールは、SQL Serverデータベースのストアドプロシージャなどの定義の中から、特定の文字列を検索するツールです。現在2.0バージョンが公開されており、表示は英語版ですが使用方法は簡単なのですぐ使えます。実際に使ってみるととても便利です。おすすめです。
設立以来、メーリングリストもリード専門なので、今後は少しずつ参加できたらなあと思います。