サイバー犯罪の実態

本日NHK総合で放送された「NHKスペシャル 危機と闘う テクノクライシス1」はとてもよくまとめられた良い番組でした。
インターネットを利用して預金が狙われる実態を紹介。
・スパイウェアによりID、パスワードを盗聴
・DDos攻撃によりサーバーにバックドアを作成しデータ盗難
・フィッシングによりID、パスワードを直接収集
実際に犯罪を犯した人物から手口を紹介しており、手口が実に巧妙化して分かりづらくなっているという印象がありました。昨年のアメリカのカード決済会社に直接侵入した事例も紹介され、こういう件は個人としては防ぎようもないですが、
・不審な添付メールは開かない
・対策用ソフトをインストールする
・メール用と会計用のパソコンを分ける
など個々人の対策を促すしか危険を減らす方法がないのが難しいところではあります。

ハードディスクが壊れる日を予測するソフト

インターコム(東京都台東区、高橋啓介社長)は6月23日、企業内にあるサーバーやパソコンのハードディスクを診断するソフト「SmartHDD Server ハードディスク診断」を7月28日から発売すると発表した。ほとんどのハードディスクに搭載されている自己診断機能「S.M.A.R.T.」を使って、ハードディスクを定期的に監視し、性能情報に加え、いつ故障するかを予測して具体的な年月日までレポートする機能を持つ。
同社は昨年12月に、スタンドアローン版のハードディスク診断ソフト「SmartHDD Pro ハードディスク診断」を出荷しており、半年で約1万本を販売するヒット商品となった。SmartHDD Serverは同ソフトのネットワーク版という位置付け。約50台までのWindowsサーバーやクライアントを集中監視でき、ファイルサーバーやNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)などでの利用に需要があるとみている。
価格は、5クライアント版で9万5000円からとなっている。中小企業や部門単位での導入を見込んでおり、システムインテグレータを介して提供する。管理対象となる機器のOSは、Windows Server 2003/XP/2000 Server/同 Professional/Me/98SEで、管理端末のOSはWindows XP Professional、もしくは同 2000 Professionalとなっている。
SmartHDD Server ハードディスク診断

日本語版の偽セキュリティ・ソフト現る

セキュリティ・ソフトに見せかけてユーザーにインストールさせるスパイウエアの日本語化が進んでいる。
スパイウエア対策ソフトやウイルス対策ソフトに見せかけたスパイウエアの「基本戦略」は次の通り。
1.スパイウエアの配布元となるWebサイト(あるいは、スパイウエアのアフィリエイト・サイト)にユーザーがアクセスする。
2.「あなたのパソコンはスパイウエアに感染しています」といった脅し文句が書かれたポップアップやバナー広告が表示される。また、「スパイウエアに感染しているかどうか無料で調べられます」といったポップアップを表示する場合もある。
3.「駆除したければ、リンク先のセキュリティ・ソフトをダウンロードしてインストールしてください」と促す。
4.ダウンロードされるのは偽のセキュリティ・ソフトなので、スパイウエアやウイルスを検出する機能は当然ない。
インストールされた偽ソフトは、ソフトの料金を支払うようユーザーに要求する。広告を勝手に表示したり、システムの設定を改変したりするソフトも存在する。
根本には、日本人はだましやすいという認識があるようだ。「タダほど怖いものはない」という格言も昔からありますよ。

VSUG DAY 2006 SUMMER

Visual Studio User Group(通称VSUG)が主催する「VSUG DAY 2006 SUMMER」に参加するため東京に行ってきました。
秋葉原ダイビル 秋葉原コンベンションホール
あいにくの天気でしたが、雨が降らなくて良かったです。テーマが少しマイナーだったためか300名の定員には少し空いていましたね。先取り情報が多かったので、すぐには利用できないですがタイミング的にはとても参考になりました。Vista先取りデモもありましたが、Vistaの画面表現力すごいです(XPで二次元は究極に綺麗になりましたが、Vistaは三次元です)。すでにゲーム画面か映画画面かというところまで表現力があります。作るほうも使うほうも力量を問われます。あのデモを見るとインテルの次期デュアルコアCPUが揃うまではVistaは待ちかなと思います。Vistaにあわせ、Web作成の行程も随分と変わりそうですが、未だにブロードバンド化していない地区は相変わらず置いてけぼりですね。
MAXとき MAXとき
今回は越後湯沢経由で東京に行きました。今までは米原経由で東京に行っていたのですが、雪の季節でもないので変更しました。乗車運賃は越後湯沢経由のほうが安いのですが、トンネルが多いせいか耳鳴りがひどいです。今回生まれて初めて2階建車両にのりました。行きは2階、帰りは1階でした。半分はトンネル内なので景色がどうということはないのですが、1階は駅に止まっているとホームの高さぎりぎりに窓があって変な気分です。

大切なデータを守るセキュリティソフト

BHAから「B’s Security Disk Plus」というソフトが発売されています。USBスティックやハードディスクに仮想ディスクと称して暗号化した領域を作成できますよ、という機能を売りにしている外付機器がありますが、要するにこの機能だけソフトで提供して、自分の持っている機器で使用できますよ、ということです。
「手持ちの機器で仮想ディスクを使った暗号化ファイルを作成できる」
というのは良くないですか?さらに製品版には、「使用期限の設定」や「パスワード入力エラー時の自動削除機能」など時限装置的な機能も搭載され、非常に面白いソフトとなっています。

マイクロソフト「パートナープレミア劇場ライブ」
The 2007 Office Systemで広がるビジネスチャンス

パートナープレミア劇場ライブ
先月、SQL Server 2005について開催されたマイクロソフト社のパートナー向けリアルタイムセミナーですが、今回は第2回目。次期Office Systemのアピール点に関するセミナーでした。
デモは、Excelの「条件付き書式」と「グラフ」、PowerPointの「装飾文字」に関するもので、実際に見てみると驚かされますね。ツールバーも全く変わっています。想像していたような新バージョンへの移行の障害はないように見えました。公開している写真だけ見ると引いてしまうユーザーは多いでしょうね。
ついに、Office SystemにもXMLファイルフォーマットが採用されるということで、その構造の説明が以下のスライドです。拡張子の最後に「x」が付くファイル名になりますが、中身はZIPファイルでXMLテキストファイル、画像ファイル、マクロファイルなどに分けて保管されています。拡張子を「ZIP」に変更すると、他のアプリケーションからでも利用できるようになるようです。
パートナープレミア劇場ライブ
最後の質問で、「Office2003のインストールされたパソコンに2007 Office System ベータ2は共存できますか?」、という答えが、「Outlook以外は共存できます。」というのが気になった。「ベータ版は業務に使用するパソコンにはインストールしないで下さい。」という注意を一言添えても良かったのでは?それとも、すでに問題ないほど完成度が高いのだろうか?

マイクロソフト 無償のスパイウエア対策ソフトのベータ版公開

マイクロソフトは6月2日、スパイウエア対策ソフト「Windows Defender」の日本語ベータ版を同社のWebサイトで無償公開した。正式版は年内にも公開する予定である。
無償のセキュリティ対策ソフトとしては「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」をすでに提供済みだが、「Windows Defender」はスパイウエア対策ソフトである。一方の悪意のあるソフトウェアの削除ツールは特定のウイルスを削除するもので、位置付けが異なっている。
機能は大きく二つある。一つは、スパイウエアがインストールされるのをリアルタイムに検知する機能。もう一つは、定期的にパソコン内部のスパイウエアをスキャンする機能である。スキャンするスケジュールはユーザーが自分で設定する。Windows Defenderはスキャンする直前に、新しいパターン・ファイルを自動的に更新する仕組みを備える。検出したスパイウエアは、その危険度に応じて削除するかどうかを指定する。危険度は「高」「中」「低」の三段階である。
Windows Defender(ベータ2)のダウンロードページ

ソースネクスト 年間更新料0円のウイルス対策ソフト

ソースネクストは、年間更新手数料を無料にしたセキュリティ対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」を7月6日より販売開始すると発表した。
ウイルス対策ソフトを代表とするセキュリティ対策ソフトは、定期的なパターンファイルの更新やウイルス検索エンジンなどのアップデートが存在し、パッケージ購入時には1年分のアップデートの権利が付属するのが一般的だ。そして、購入してから1年後に権利が終了すると、それ以後、毎年数千円の年間更新手数料が発生する仕組みとなっており、それがセキュリティベンダの重要な収入源となっている。
「ウイルスセキュリティZERO」はOS対応モデルを採用し、次期Windows「Windows Vista」の正式サポート期間が終了するまで、ウイルスのパターンファイルの更新やエンジンのアップデートなどに必要な更新手数料を無料にする。その分、ソフトウェアの価格は上昇して3970円となるが、まだまだ大手ベンダーに比較しても割安感はある。
@IT ソースネクスト、ウイルス対策ソフトの年間更新料を0円に
上記記事によると、現在のコンシューマ向けセキュリティ対策製品のシェアは、
シマンテック 46%
トレンドマイクロ 26%
ソースネクスト 16%
マカフィー 8%
その他 6%
となっており、「ウイルスセキュリティZERO」により勢力図が変わるのは必至だろう。
ウイルスセキュリティZERO(234×60)

Office2007日本語版ベータ2公開

マイクロソフトは5月24日,オフィス・スイートの次期バージョン「2007 Microsoft Office system」の日本語版ベータ2を公開した。マイクロソフトのWebサイトから無償でダウンロードできる。実費(1575円)を支払えば,メディアを郵送してもらうことも可能であるが、メディアの発送開始は6月中旬の予定。
ビデオによるデモムービーも公開されている。Access2007を見てみたが、インターフェイスががらりと変わり、ウィザードが充実し初心者向きになったイメージがある。拡張子は「.accdb」となっており、現在の「.mdb」とも違うようだ。
今は時間が取れないが、実際にベータ2を動かしてみたいと考えている。

IT経営教科書「これだけは知っておきたいIT経営」

経済産業省推進事業として行っているIT経営応援隊(中小企業の経営改革をITの活用で応援する委員会)に設置された「IT経営教科書作成委員会」は、IT経営教科書「これだけは知っておきたいIT経営」及び「IT経営気づき事例集」等をとりまとめ、その内容を「IT経営応援隊」ホームページ上に公開しました。
経営にITを導入しようとしている(すでに導入している)がどうすればよいか迷っている経営者の方へ、IT経営のポイントを伝授します。おすすめは、「これだけは知っておきたいIT経営 2006年度版」です。