中部北陸.NETパートナー会の主催する「次世代プラットホーム 新SQL Server/新開発ツールの情報先取りセミナー」に参加してきました。
役立ちそうな情報を一覧しておきます。
●SQL Server 2005
1.ANSI-99に準拠し、PIVOT(クロス集計)に対応した。
2.データベースにトリガ作成できる。
3.トランザクションで例外処理(TRY…CATCH…)が使用できる。
4.Enterprise Manager+クエリアナライザの新管理ツールManagement Studioでは部分的にクエリ実行が可能。ストアドプロシージャの作成・保守が向上している。
5.XMLのネイティブ対応。
6.データベースのミラーリング機能が実現。3台で構成すればフェールオーバー時の自動切替も可能になる。
●Visual Studio 2005
7.ToolStripコントロール(ツールバー)が追加。(Windowsフォーム)
8.Spliterと2つのPanelをカプセル化して、SplitContainerコントロールが追加。(Windowsフォーム)
9.Web仕様のコントロールとプロパティが追加。FlowLayoutPanelコントロール、TableLayoutPanelコントロール、Marginプロパティ、Paddingプロパティ。(Windowsフォーム)
10.Textbox、ComboBoxにAutoCompleteプロパティが追加。
11.MaskedTextBoxコントロールが追加。ようやく郵便番号のマスク機能が標準機能で実装される。(Windowsフォーム)
12.マスタページ(テンプレートページ)の作成機能が追加。(Webフォーム)
13.ソースコードが見えない配置が可能。(Webフォーム)
14.他のページにポストバックが可能。(Webフォーム)
来月にVisual Studio 2005で1日、8月にSQL Server 2005で2日セミナーがあります。SQL Serverの新機能は興味ある部分が多いので、早期に一度評価してみようと思います。
カテゴリー: フリー・スタイル日記
PASSJ 1Day Seminar 2005
金曜日(10日)は「PASSJ 1Day Seminar 2005」に参加するために大阪へ行ってきました。日帰りで強行日程だったのと、週末町内会行事があったので、生活リズムが崩れて今まで体調が不調でした。今ようやく内容を見直すことができ、忘れないうちにメモを残します。
今回最も参考になったセッションは、河端氏の「セキュリティのポイント」セッションです。
今年4月に個人情報保護法が施行されて、システムを開発する者としてアプリケーションにどういう機能を組み込むべきかを真剣に考えなくてはならないようになりました。私はセキュリティに関心があって、個人情報保護法やその他セキュリティ対策を勉強してきましたが、本セミナーで得意先に提供できるような参考情報がありそうだと思っていました。
セッションではプロファイラでのセキュリティイベントの取得手順と、トレースでのイベント取得サンプルが紹介されました。まず何よりもセキュリティ機能を同時起動できないようなリソースのハードウェア環境では今後いけないだろうという提案があり、もっともだと思いました。サンプルも取得できたので、今後実装テストして提案に応用したいと思います。
最後にトリガによる更新履歴のログ実装についても話がありましたが、ログテーブルの準備に関して、分割して複数用意するという説明があり、処理手順が他の処理にも使えそうだと考えながら、思いがけなく良いヒントをいただけました。
3つ目のセッションでおすすめツールやおすすめ書籍の紹介がありましたが、その中で「SQL Digger」というツールが役立つと思います。このツールは、SQL Serverデータベースのストアドプロシージャなどの定義の中から、特定の文字列を検索するツールです。現在2.0バージョンが公開されており、表示は英語版ですが使用方法は簡単なのですぐ使えます。実際に使ってみるととても便利です。おすすめです。
設立以来、メーリングリストもリード専門なので、今後は少しずつ参加できたらなあと思います。
Webコンテンツの保護
Webコンテンツをリニューアルするにあたり、3つの課題がある。
1.会員専用コンテンツを提供するためのログイン機能
2.メーリングリストとの連携機能
3.Webコンテンツのコピー禁止機能
すべて相手に便利と安心感を提供するための機能であるが、今回3の機能実現のためのアプリケーションを検索してみた。いろいろと出てくるがWindows以外もサポートしようと思うとウン十万する。正直、高い・・・。
ようやく、「ANTIDOTE for PC HTML Protector」というソフトを見つけた。動作環境に制約されるが、今日Windowsに制約しても問題は少ないであろうし、価格が一万円以内である。評価版も用意されているので、あらかじめ動作確認もできる。欲しい機能はほぼ網羅しているので、あとは実際に確認してみるだけなのだが、何しろその時間が一番問題か?
Microsoft Update 始まる
マイクロソフトは6月7日,同社製品の更新プログラム(パッチやサービスパック)を適用するためのサービス「Microsoft Update」を開始しました。「Windows Update」では適用できなかったMicrosoft Office製品などのパッチも適用できるようになります。マイクロソフトのセキュリティセミナーでは昨年より伝えられてきたこのサービスですが、ようやく正式版が完成しました。
Microsoft Updateがサポートしているのは、Windows 2000 SP3/SP4,Windows XP/XP SP1/XP SP2,Windows Server 2003/Server 2003 SP1。ただし,Windows XPについては2004年9月以前、Windows 2000 SP3については2005年6月以前に公開された更新プログラムしか適用できない。また,Windows XP SP1については2006年9月以降、Windows Server 2003については2007年6月以降に公開される更新プログラムは適用できなくなる。
Microsoft Updateで適用できるのは,Windows 2000・XP・Server 2003(Internet Explorerなども含む)、Office 2003・XP、Exchange Server 2003・SQL Server 2000・Microsoft SQL Server Desktop Edition(MSDE)に関する更新プログラム。今後、対象製品は順次追加される予定である。
今までは、例えばWindowsとOffice関連のパッチが公開された場合には、Windows Updateに加えて、「Officeのアップデート」を実行する必要があった。今後は、Microsoft Updateを実行するだけで十分になり、ユーザーのパッチ更新の手間は大きく改善されることを期待する。
コンポーネントツールを購入しました
購入した.NET用のコンポーネントツールが届きました。Windows用コンポーネントとWeb用コンポーネントがセットになっている「NetAdvantage Subscription」(グレープシティ社)です。今月末にバージョンアップするのですが、価格が上がるのです。2004バージョンは155,400円、2005バージョンから180,900円です。サブスクリプションなので、1年間のバージョンアップがあります。差額がもったいないということでバージョンアップする前に購入しました。
この出費は非常に痛いですが、ホームページリニューアルにどんどん使用してペイできるように使いこなしたいと思います。頑張るぞー!!
Movable Typeのカスタマイズ(13)
-トラックバックの表示-
今日も続けて13回目である。参考にするのは今回も、「ブログ自由自在 MovableType 上級カスタマイズ術」(技術評論社)である。
※表示するためHTMLタグの<>を[]に変換している。
コメントを表示できるようにしたので、トラックバックも表示できるようにする。
[h2]最新のトラックバック[/h2]
[ul]
[MTPings lastn=”10″ sort_order=”descend”]
[li][a href=”[$MTPingURL$]” target=”_blank”][$MTPingTitle$]
<[$MTPingBlogName$]>([$MTPingDate format=”%m/%d”$])[/a][/li]
[/MTPings]
[/ul]
しかしながら、これではトラックバックの一覧にしかならない。コメントのように、トラックバックの付いた記事を表示して、それに対するトラックバックをツリー状に表示したいのだが、標準機能ではないようです。プラグインで実現可能なようですが、今回はここまでにしておきます。どんどん続く・・・予定。
価格.COMの不正アクセス事件に思う
価格.COMが不正アクセスに遭い、ユーザーにウイルスをばらまいた事件は記憶に新しいと思うが、不正アクセスの手段については、メリット・デメリットを考慮し正式な発表には至っていない。
対して、OZMall(スターツ出版の女性向けポータルサイト)が不正アクセスを受け、サイトを閉鎖した原因については、すでに「SQLインジェクション」という発表がなされている。
カカクコムは侵入手段の発表により、他のサイトに対して二次被害が及ぶことを懸念しているということではあるが、原因を発表することによるユーザーからの信頼失墜と、取引先の罵倒から逃げただけではないのか!!
日経コンピュータ最新号に、カカクコム不正アクセスの原因はIISの脆弱性攻撃による可能性が高いことが載せられていた。IISの脆弱性はいままでいくつも出ているが、「パッチをテストして適用する」、なぜこれだけのことができなかったのか?甚だ疑問である。
しかし、カカクコムがWindowsサーバーで構築されていることには気づかなかった。この事件によりWindowsサーバーの信頼が揺らぎ、だからUNIXサーバーじゃないとね、と言われないように、Windowsサーバー管理者はしっかりと管理してもらいたいものである。これは自戒でもある。
Movable Typeのカスタマイズ(12)
-コメント表示を修正-
今日も続けて12回目である。参考にするのは今回も、「ブログ自由自在 MovableType 上級カスタマイズ術」(技術評論社)である。
※表示するためHTMLタグの<>を[]に変換している。
以前コメントの一覧表示については一度書いているが、もう少し体裁よく見えるように修正を加える。
[h2]最近のコメント[/h2]
[ul]
[MTEntries recently_commented_on=”10″ sort_order=”ascend”]
[li][a href=”[$MTEntryPermalink$]#”][$MTEntryTitle$][/a][/li]
[ul]
[MTComments lastn=”5″ sort_order=”descend”]
[li]└[a href=”[$MTEntryPermalink$]#[$MTCommentID$]”]
[$MTCommentAuthor$]([$MTCommentDate format=”%m/%d”$])[/a][/li]
[/MTComments]
[/ul]
[/MTEntries]
[/ul]
「sort_order」とは並び順である。「ascend」を指定すると日付の古い順に、「descend」を指定すると日付の新しい順に表示される。コメントの元エントリーの表示数については「recently_commented_on」で数を制御できる。コメントの表示数は「lastn」で制御できる。コメントの著者だけではなく、並べて書き込みの日付も表示するように修正した。
ついでに、月別カテゴリーも増えてきたので「lastn」で表示数を減らしてみた。どんどん続く・・・予定。
Movable Typeのカスタマイズ(11)
-カテゴリーをツリー状に-
さて、続けて11回目である。参考にするのは、「ブログ自由自在 MovableType 上級カスタマイズ術」(技術評論社)である。
※表示するためHTMLタグの<>を[]に変換している。
カテゴリーの登録は階層を設定できるのに、表示するときはすべて同じ階層というが納得できないと思ったことはないだろうか。解決策がここにある。
変更前のコードである。
[h2]カテゴリー[/h2]
[ul]
[MTArchiveList archive_type=”Category”]
[li][a href=”[$MTArchiveLink$]”][$MTArchiveTitle$]([$MTArchiveCount$]件)[/a][/li]
[/MTArchiveList]
[/ul]
次に変更後のコードである。
[h2]カテゴリー[/h2]
[MTSubCategories]
[MTSubCatIsFirst]
[ul]
[/MTSubCatIsFirst]
[MTIfNonZero tag=”MTCategoryCount”]
[li][a href=”[$MTCategoryArchiveLink$]”][$MTCategoryLabel$]([$MTCategoryCount$]件)[/a][/li]
[MTElse]
[li][$MTCategoryLabel$][/li]
[/MTElse]
[/MTIZfNonZero]
[MTSubCatsRecurse]
[MTSubCatIsLast]
[/ul]
[/MTSubCatIsLast]
[/MTSubCategories]
残念だが、これだけではうまく表示されない。ツリー状にするためにはスタイルシートの該当部分を以下のように変更する。margin-leftの設定により階層が階段状になる。
.sidebar ul {
padding-left: 0px;
margin: 0px;
margin-left: 10px;
margin-bottom: 10px;
}
どんどん続く・・・予定。
Movable Typeのカスタマイズ(10)
-月別カテゴリーに件数表示-
かなり時間が空いたが、10回目である。今回から参考にするのは、「ブログ自由自在 MovableType 上級カスタマイズ術」(技術評論社)である。
※表示するためHTMLタグの<>を[]に変換している。
カテゴリーには標準で件数が表示されているのに、月別カテゴリーには件数がないのはなぜ?と思ったことはないだろうか。これから紹介するテクニックにより月別カテゴリーに件数を表示することができる。
[h2]月別過去の記事[/h2]
[ul]
[MTArchiveList archive_type=”Monthly”]
[li][a href=”[$MTArchiveLink$]”][$MTArchiveTitle$]([$MTArchiveCount$]件)[/a][/li]
[/MTArchiveList]
[/ul]
追加したのは ([$MTArchiveCount$]件) ←この部分です。
カテゴリーのタグからコピーしてきます。今回の変更から「件」という単位も表示するようにしました。
久しぶりのカスタマイズでしたが、どんどん続く・・・予定。