犀川に面した斜面にあり、最上部に辰巳用水が流れる三段石垣の金沢市の発掘調査で4日までに、藩政期の三段石垣は現在の見た目よりも1メートル以上高く、地表から7-9メートルの高さを誇っていたことが分かった。さらに周囲の地層から犀川の砂礫土が見つかり、同市埋蔵文化財センターは石垣が犀川の水流から浸食を防ぐ目的で構築された可能性が大きいとみている。
全長約260メートルの石垣のうち、中央付近の上段と下段を調べた。このうち下段の石垣周辺を掘り下げた結果、石垣部分が地表面から石4列分埋もれた場所まで続くことが判明。石垣を覆っていた土砂は明治以降に堆積したとみられ、埋まっていた石垣の延長部分はかつて地表に出ていたという。
上段の調査では、石垣の後ろからこぶし大から人頭大の裏込め石が見つかり、岩盤質の傾斜面を整えていた。道具などの遺物は発見されなかったが、市は後日、今回の発掘成果を石垣の専門家に依頼し、三段石垣の構築時期の推定を目指す考えである。(20008年12月5日付記事より)
投稿者: Tadashi
シンポジウム 「江戸城と金沢城の御殿」開催
金沢城大学公開講座
シンポジウム 「江戸城と金沢城の御殿」
金沢城の政治の中心、二ノ丸御殿の内部はどんな姿だったのか、江戸城と比較し検討します。
日時:平成21年1月10日(土) 午後1時から4時40分
会場:石川県文教会館ホール 金沢市尾山町10-5
費用:入場無料
内容:
<基調講演> 「篤姫の時代の江戸城」 平井聖氏(昭和女子大学前学長)
<報告1> 太田昌子氏(金沢美術工芸大学教授)
<報告2> 伊東龍一氏(熊本大学教授)
<パネルディスカッション>
金沢城鼠多門 復元の可能性を調査
石川県議会12月定例会は2日、本会議を再開し代表質問のなか、金沢城復元整備で谷本知事は2014年度までの第二期復元整備計画で予定される、玉泉院丸跡地の整備計画策定に併せ、玉泉院丸の入り口に当たる鼠多門の復元の可能性について、調査する考えを明らかにした。
鼠多門は1884(明治17)年まで現存し、先月下旬に石垣回廊「鼠多門コース」が開設した。かつて門から金谷出丸(現・尾山神社)までは鼠多橋で結ばれていた。
谷本知事は鼠多門を含む玉泉院丸跡地一帯を「城と中心市街地が一体となって、にぎわい創出につなげる大切なゾーン」と位置付け、跡地の整備計画策定にあたり、中心市街地側のエントランス機能の確保が重要と強調。鼠多門復元について、玉泉院丸跡地の整備計画を策定する中で「建造物の一つとしうて、整備の在り方を検討していく」と述べた。(北國新聞2008年12月2日付記事より)
レッドクリフ パート2前売券
先月見に行ったレッドクリフの続編の前売券を買ってきました。今月の全国5000名限定のポストカード付です。レッドクリフの前売券はキャラクターを模したキューピー人形が特典になっているのですが、人形はどうでもいいので今回のポストカード5枚組にしました。
石川県ではコロナワールドとイオンシネマ(フォーラス)のみの販売ということで初めてのコロナとなりますが、楽しみですね。
チロルチョコ きなこもち
先月スーパーに見つけた「チロルチョコ きなこもち」
確か半年前か一年前ほどに東京の女子学生に大人気とかニュースで言ってたような
9個入り100円で、確かにおいしいですが、あっという間に店頭から消えてしまった。何処に・・・
金沢検定の結果届く 残念来年こそは!
昨日ネットではいち早く合格発表があったが、今日結果が届きました。
ほぼ予想通りの67点。解答とともに届きました。
今年は現役世代初の40代の上級合格者も出ました。といっても3回でまだ7人です。上級合格者は、タクシー運転手と観光ボランティアまいどさん、そして検察事務官の方が49歳で合格し、早速今朝の新聞にインタビューが出ていました。
大きく合格率の下がった初級では15歳の最年少での合格者が出ました。中級は昨年並みの30.7%の合格率だったので、来年こそはしっかり勉強して臨めるように頑張りましょうか。
江戸城本丸の模写絵ギリシャに
江戸時代の狩野派を代表する絵師、狩野探幽(1602-74年)が描き、同時代初期に江戸城本丸を飾ったびょうぶ絵「野馬図」を後世の狩野派の絵師が書き写した絵が、ギリシャ北西部コルフ島のアジア美術館に保管されていることが22日までに明らかになった。今年7月、同美術館を訪れた河合正朝慶応大学名誉教授ら国際学術調査団が発見した。
探幽の絵については、江戸城にあったことは知られていたが、後に焼失したとみられ、どのような図柄であるかなどは分かっていなかった。研究者らは江戸時代の狩野派の活動を知る上で一級の資料と評価している。(北國新聞2008年11月23日付記事より)
前田家墓所国史跡に
文化審議会は21日、金沢市の前田家墓所と、高岡市の前田利長墓所をまとめて「加賀藩主前田家墓所」として国史跡に指定するように塩谷立文部科学相に答申した。早ければ来年一月にも答申通りに指定される。文化庁によると、県境を越えた複数の地域・施設が一括して国史跡に指定されるのは石川、富山県内で初めてで、全国でも十六例目(特別史跡含む)という。
加賀藩主前田家墓所は、金沢市の野田山墓地にある加賀藩の歴代藩主や正室、側室らの墓八十基と、高岡市関にある二代藩主利長の墓で後世される。全国の近世大名の墓所でも有数の規模で、良好な状態で保存されており、江戸時代最大の大名にふさわしい風格を備えている。(北國新聞2008年11月22日付記事より)
金沢城河北門復元 記名会参加証がようやく届く!
当初12月初旬に開催予定であった金沢城河北門の壁板と瓦の寄進記名会でしたが、真柄問題も影響したのか、1か月程遅れてようやく参加証が届きました。
記名会日時は来年の1月10日土曜日と決定しました。当然雪も予想されるため、会場は五十間長屋となっています。実際には壁板や瓦が使用される河北門とは離れており、こんな機会だからこそぜひ工事現場に入れて欲しかったですが・・・寄進のし甲斐がないですね。イベントも意外に目立たずひっそりと行われるのかも。
まだ何を書くか考えていませんが、とにもかくにも楽しみです。
辰巳用水三段石垣、構築時期推定へ
金沢市は18日から、上辰巳町の犀川に面した斜面にあり、最上段に辰巳用水が流れる三段石垣の発掘調査を開始する。二週間程度をかけ、最上段の平坦部と、下段の基礎部の計2カ所を掘り起こして地層や遺物の有無を調べ、石垣の構築時期を推定し、辰巳用水の史跡指定に弾みを付ける。
三段石垣は辰巳用水の景観を収めた最古の資料「文化六年辰巳用水絵図」に描かれているが、築造に関する資料は見つかっていない。今回の調査では、石垣周辺の堆積土砂の状況や、石垣築造の土木技術を確かめるほか、道具などの遺物からも構築時期を推定する。(北國新聞2008年11月18日付記事より)