オークラホテルやテレビ東京などの高層ビルが立ち並ぶ、この一帯が西久保城です。
この城は熊谷直実による築城と伝わるが、史料はなく伝説の域をでないという。
現在はこの辺りが「城山」と呼ばれていることと、智美術館のある建物が「西久保ビル」と呼ばれていること以外は痕跡が全くない。
この辺りもやはり高台になっているので、砦があったとしても不思議はない。案内板も何もないのが残念。
投稿者: Tadashi
都内23区の城館 今井城
完成な住宅地の一角に氷川神社がある。近くにはアメリカ大使館などがある。
この辺りに平安時代末期に今井兼平が建てたといわれる城があった。兼平は源義仲の家臣、巴御前の兄であった人物であるが、今井城が兼平であるという説には根拠がないらしい。
階段を上り境内に入るとそこは鬱蒼とした樹木に覆われている。
どれも幹回りは大きいので、数百年経っていると思われるが、唯一このアングルが境内の広さを実感できるであろうか。
神社の社殿は外装の塗りなおし中であった。
帰りはもうひとつの出入り口から出てきたが、ここからだと社殿までは一直線である。鳥居の前の道は坂道(下り坂)になっている。やはり高台にある砦跡というところだろうか。
東京23区の城館 本郷城
今日は文京区にある本郷城を紹介しましょう。
この城も「城巡礼 東京48ヵ所めぐり」(東京地図出版)に載っていますよ。
赤門です。いわずと知れた東大のシンボルですが、加賀藩上屋敷にあった溶姫を迎え入れるための婚礼準備として建てられた御守殿門です。
東大にはいろいろな門がありますが、敷地内にあったと伝わる謎の城郭が本郷城です。
文政8年(1825)、「南総里見八犬伝」の著者として名高い滝沢馬琴が毎月一回中間を集めて、奇妙な話をする集会を開いていたとのこと、その年の10月、そのなかの一人が奇妙な話をした。
「加賀前田家の上屋敷(東大本郷キャンパス)で工事をしたところ、地中から石垣を見つけた。その石の数は3万を越え、長く続いていたそうだ。」
話を聞いた馬琴は豊島氏の城だろうと語ったそうであるが、本郷あたりは太田康資の所領という史料もあり、いずれも確証を欠いている。
とはいえ、本郷通りとは反対側の暗がり坂へまわると、敷地は一段高い位置にあることがわかる。案内板などは全くないが、興味をかき立てられる城跡である。
都内の江戸遺産 赤門と黒門
もう一度登場しましたのは、赤門です。
「赤門」は加賀前田藩が将軍家から溶姫を迎えるために建てた御守殿門です。輿入れ行列がここから屋敷内に入りました。
門の部分写真が多いため、周囲の塀も赤いような誤解を生んでいるように感じますが、実際に赤いのは門部分のみで、周囲に巡る塀は加賀藩の特徴的な海鼠塀です。
本郷から上野公園を渡ると、その先に東京国立博物館があります。ここにもうひとつの江戸遺産があることを昨年まで全く知りませんでした。何度も来ているにもかかわらず・・・。ようやく見てくることができました。
それは「旧因州池田家屋敷表門」、通称「黒門」です。
立派な漆黒の門であり、因幡(現在の鳥取県)藩の大名、池田家の江戸屋敷の表門でした。
細部を見ても、30万石を越える大藩の風格が漂っています。
黒門は丸の内三丁目にあったものを、一時期東宮御所や高松宮家で利用され、昭和29年にここに移築されました。そのため、修理された時期から、瓦にも菊紋が入っているものが見られます。
内部は曜日により公開されているようですが、今回は外から見て満足することにします。都内には藩政期から残る大名屋敷の門は「赤門」と「黒門」の2つのみであるにもかかわらず、「黒門」の知名度は「赤門」の足元にも及びません。もっと注目されるだけの価値はあると思います!
都内23区の城館 牛込城
週末はセミナー参加のため上京していたのですが、もちろんそれだけでは勿体無いですので、足が痛くなるまで歩き回って城跡を見てきました。今週はそれを紹介することにします。
都内の城巡りをするに当たって参考にしたのは、「城巡礼 東京48ヵ所めぐり」(東京地図出版)と「江戸城を歩く ヴィジュアル版」(祥伝社)の2冊です。ともにアクセス地図が充実しており、今回大変に重宝しましたよ。
さて、今回紹介するのは牛込城です。
神楽坂通りを下から上方向に上ります。
神楽坂上交差点手前で左折し、地蔵坂を上ります。この坂の由来は坂の上に子安地蔵がある光照寺があるのでそう呼ばれているそうです。
そして、右手がその光照寺となり、左手には日本出版クラブ会館があります。この一帯が牛込城跡となります。
光照寺の入口には「牛込城跡」の看板が立てられています。
中に入ると境内は車が10台は入れるような広いものでした。都心にしては寺領がかなり残っているほうではないでしょうか?
光照寺の前の日本出版クラブ会館では、以前発掘調査が行われ、牛込城の時代のものと思われる陶磁器などが出土しました。
会館の前にはこのあたりの歴史が書かれた看板が立てられています。
今は城跡の面影は全くないですが、ここまで上り坂でしたから、高台に城跡があったことは間違いなく、昔は見晴らしが利いた場所であったことが想像されます。それにしても都内は思いの外、起伏が激しいです。
続く・・・
都内23区の城館 筑土城
今日はもう一城紹介します。新宿区にある筑土城跡です。
この城も「城巡礼 東京48ヵ所めぐり」(東京地図出版)に載っていますよ。
牛込城より徒歩10分ほどで筑土八幡神社に到着します。おっ白いハトがいる!
階段の続く境内までは高低差がかなりありますので、砦跡と言われるのも納得できます。
階段の途中に筑土八幡神社の由来の案内がありますが、筑土城については何も触れられていません。
階段中ほどの石造鳥居は新宿区の登録有形文化財となっており、江戸享保期のものらしいです。
境内はやはりかなりの広さがありますが、木々などで見通しは利きません。江戸時代後期に出版された地誌「江戸名所図会」によると、この神社のある場所は管領上杉時氏の塁があったと記されており、小規模な砦跡であったと言われていますが、ここに至っては案内板も、それらしい遺構も全くなく、本を持っていなければタダの神社見学のようです。
全国城郭研究者セミナー IN 東京 2日目
本日、全国城郭研究者セミナー2日目です。午前中に報告3本、午後は壇上に5名の方が上がって、会場を交えてシンポジウムでした。
天気がよければ午後は城跡を見に行く予定でしたが、雨模様でしたのであきらめてみっちりと城漬けのシンポジウムの1日でした。楽しかったです。
来年はどこかわかりませんが、8月1日が日曜日なので、7月31日・8月1日または8月7日・8月8日だそうです。
ガンダム狂想曲2日目
今日も夜はお台場にガンダムを見に行きました。東京にいるんだから楽しみますよ!
今日は土曜日のため、昨日にも増して多くの人が来ています。
正面は歩くのもやっとの程の人で埋め尽くされています。
今日は移動するのはやめて、自分が一番好きなアングルで楽しみます。
昨日とはどこか違うのですが、わかりますか?
そうです、肩のマークが「東京オリンピック招致」に変わっているのですよ。
さて、昨日は正面でしたショーもこのアングルで楽しみます。ガンダムのモノアイが怪しく光って、今起動しました。
最後は上を見上げて終了です。
今日はガンダムに触るために並びました。間近に見上げるとやはり大きさを実感できます。
この部分は金属パーツではありません。見た目はすべて金属パーツなのですが。
最後に月をバックにガンダムのバックショットです。
全国城郭研究者セミナー IN 東京
全国城郭研究者セミナーが今年は東京渋谷区の国学院大学で開催されています。
自分は昨年に続き2回目の参加になります。今年のテーマは「大名系城郭を問う」です。
テーマに沿ったシンポジウムは明日であり、今日は5本の報告がありました。講演会室だと思いますが、とても良い施設です。各座席がゆったりとしており、前の座席後ろからテーブルを引き出すこともできます。
今日はほぼ満席と聞いていましたが、最後までゆったりとしていました。直前で都合がつかなかった方が多いようですね。
今日の報告はいずれも興味深い報告でした。深い内容の報告もあったので、すべて理解する、というわけにはいきませんが、いずれは経験がものをいうと信じています。
昼食時や休憩時間には恒例の書籍交換会(書籍販売)が行われました。昨年に比べると少ないですね。(去年が多かったのかな?)ここにも不景気の波?
明日はシンポジウムです。
ガンダム狂想曲
ガンダム誕生30周年記念のイベントとして、お台場(大地)に立った1分の1ガンダムを見に行きました。
ゆりかもめで台場駅をわざと通り過ぎ、写真撮影に挑みましたが、やはりぶれました。到着した船の科学館駅から見たガンダムです。森の中から身一つ飛び出した大きさに今からワクワクします。
会場に到着すると、大勢の人が集まってきています。夏休みに入っているとはいえ、平日でこの人数だとすると、週末は・・・想像したくもないですね。
前にまわると、18メートル、その大きさに感動します。その大きさに会場のあちこちから感嘆が漏れ聞こえてきます。
自分が好きなアングルはここです。正面右側からビームサーベルが1本見えるところです。んーーーー日本人の技術力は伊達じゃない!!
近づいてみると、パーツのそこかしこに書き込みがしてあります。芸が細かいです。
7月10日の公開から一月経っていないのに、売り切れの公式グッズがすでにたくさん。恐るべしガンダム!ガンダムの建設費用を上回ってしまうのではいでしょうか?自分も30分待ちでグッズ売り場に入りました。
グッズ購入後、ようやく暗くなってきました。ぐるりと会場をまわって、正面からのアングル。ゴミ箱までカッコいいですね。
30分に1回の点滅ショーが始まりました。光り輝き、白煙(ドライアイスだろうけど)を噴き出します。頭部が左と上に動きます。
ショーが終わると、全身ライトアップされました。
やはりこのアングルです。ライトアップされたところもカッコいいですよ。
帰りは台場駅から帰ります。ホームに着いたらまずはガンダムのチェックです。おーーここは横からのアングルが楽しめますよ。
購入したのは公式ガイドブックと絵ハガキ2枚。公開翌日の読売新聞はおみあげです。