徳田秋聲記念館 企画展「秋聲の本で辿る 大正・昭和のモダンブックデザイン」

今日の最後は徳田秋聲記念館です。現在は企画展「秋聲の本で辿る 大正・昭和のモダンブックデザイン」の前期展と「文士の年賀状」の展示をしています。
徳田秋聲記念館
今回の展示は、一昨年秋声のご子孫から蔵書を寄贈してもらったことから企画されたものであり、貴重な初版本の装丁を見る事ができます。
徳田秋聲記念館
しかしながら、ここでも文学にあまり興味のない自分は、同時開催の「文士の年賀状」のほうに興味を引かれることに・・・
秋声と交流のあった当時の著名文学者たちの年賀状は、一言でいえば質素。裏返していえば味気ない。ほとんどが「謹賀新年」と住所氏名のみ。時代を反映しているのか、自分も来年は・・・いやいや逆に心配されそうだな。

泉鏡花記念館 企画展「幽霊と怪談の展覧会」前期

三件目は泉鏡花記念館です。金沢三文豪の記念館はそれぞれ生家跡またはその近くに建てられていますが、ここは生家跡のようです。
泉鏡花記念館
なにしろ文学はあまり興味ある分野ではないので、初めて訪れましたが、面白かったですね。と言っても自分で読んでいる時間は今はないので、過去に映像化されたものなどを見てみたいと思いました。
泉鏡花記念館
この展覧会は15日までが前期展、来月7日から後期展が始まります。後期展では金沢出身の漫画家である波津彬子さんの原画が展示されるそうですよ。

歴史都市金沢 電柱地中化工事

歴史都市として第一号に認定された金沢ですが、その施策のひとつとして、近江町市場のある武蔵が辻では電柱の地中化工事が近江町の再開発工事と一緒に進められています。
歴史都市金沢
周辺の電柱には「無電柱化を進めています。この電柱は平成21年3月までになくなります。」の張り紙が貼られています。電柱がなくなると景観もよく、歩道は歩きやすくなりますが、電柱に止まっていた鳥たちはどこに止まることになるのでしょうか?
歴史都市金沢
歴史都市金沢

金沢ふるさと偉人館 企画展「自画像展」

二件目は金沢ふるさと偉人館です。「自画像展」ということだったのですが、市内の小中学校の生徒の自画像でした。あれ?って感じでしたが、初めて来たので通常展を見ることにします。
金沢ふるさと偉人館
昨年春にリニューアルされて、偉人の数は17人に増えました。外から見ているとそんなに広く見えないのですが、思いのほか広いです。
金沢ふるさと偉人館
高峰譲吉、桜井錠二、藤井健次郎、木村栄、三宅雪嶺、八田與一、飯盛里安、谷口吉郎、藤岡作太郎、西田幾多郎、鈴木大拙、井上友一、山本良吉、安宅彌吉、北方心泉、細野燕台、中西悟堂の17人なのですが、その道の通でないと知らない方もいますね。
展示を見ながら一つ発見がありました。細野燕台は魯山人とも交流があったことで知られていますが、この「燕台」と言う名前、町の形がツバメが翼を広げたようだという、元は中国北京を指す言葉だったそうですが、金沢も小立野台地から見ると、犀川と浅野川に挟まれた中心部分を体として、北国街道沿いに広がる町が羽となって、やはりツバメに見えるということでその銘を使っているのだそうで、古地図を広げればなるほどと思う次第です。

金沢市立中村記念美術館 冬季展「美術工芸に見る 文様の美」

雨模様の土曜日ですが、今週は予定もないので金沢の美術館・博物館めぐりです。今日も年間パスポートが大活躍です。
金沢市立中村記念美術館
一件目は石川県立図書館裏にある中村記念美術館です。今回は冬季展「美術工芸に見る 文様の美」を鑑賞しました。中でも「祇園祭礼図屏風」は京の祇園祭の山鉾巡行を描いた屏風で、制作期は江戸後期のものですが、祭りに熱狂する人々が繊細に描かれています。他には、新しいものながら「竹取物語絵巻」がすばらしいものでした。
金沢市立中村記念美術館
美術館前の古建築はいつも何かなと思いながら前を通っていましたが、ここは中村美術館の創設者である中村酒造の中村栄俊氏が私設美術館を始めた場所であるそうです。知らなかったなあ。
金沢市立中村記念美術館

金沢市立安江金箔工芸館 冬季展「”めでたいもの”尽くし」

先日年間パスポートを購入したことですし、金沢駅前に来ましたので昼休みに安江金箔工芸館に行ってきました。初めて行って来ましたが、場所がわかりにくいですね。
金沢市立安江金箔工芸館 冬季展「
平日の昼とあって、他のお客さんも居なかったのでゆっくりと鑑賞しました。2階が展示室となっており、冬季展「”めでたいもの”尽くし」の展示品を見た後、1階の受付横の部屋で金箔の製造工程に関する説明を受けました。
金沢市立安江金箔工芸館 冬季展「
説明の後、別の部屋で金箔入りのお茶と和菓子をいただき、金箔の製造工程の一部を見せていただきました。金箔に関する日頃の疑問について話を聞きました。
金沢箔は日本でシェア99%、とは本のタイトルにもなっている有名な話ではありますが、
残り1%は何処だろうか?・・・
と思いませんか。
現在は金沢近郊でも個人宅で金箔製造をしているところはほとんどないそうで、金沢サティ近くの箔団地に集まって作業をしているそうですが、一時金沢で箔打ちを学んだ人が滋賀や富山で製造をしていたことがあるそうです。それが1%なんだそうで、将来的に県外で製造する可能性が全くないわけではないので99%ということらしいです。確かに100%とは言いにくいですね。金箔打ちに使用する雁皮紙の製造は胸を張って100%と言えるそうです。最近は市販紙(これは1回の使い捨て)を使用することも多いようですが。
近世は幕府直轄事業として江戸と京でしか認められていなかった金箔製造ですが、現在は隠れて製造していた加賀でのみ製造しているとは皮肉なものです。金箔製造はかなりの重労働であったので、忍耐のある北陸人に合っていたことも一因のようです。
充実した鑑賞でしたがお金を使っていないのが少し気が引けます。年間パスポート有難う!

マイクロソフト Future Technology Days ガイダンスセミナー2 最新プラットフォームへの移行

マイクロソフト 北陸支店
先月に続き、本日はマイクロソフトのセミナーに参加してきました。場所は金沢駅前の金沢パークビル11階のマイクロソフト北陸支店です。
今日のテーマは「既存アプリケーションをInternet Explorer 8とWindows Vista SP1に対応する」です。午前はIE8について、午後はVistaとWindows Server 2008についての互換性についてのセッションでした。
IE8は魅力的な機能が随分と増えました。IE7への移行は二の足を踏んでいましたが、IE8への移行は一気に進みそうですね。
セミナーのポイントを簡単にまとめると、
・IE8はCSS完全標準モードをサポート。
・ファイル、フォルダのアクセス権限が変更され、システムとユーザーでファイルやレジストリの読み書きタスクに影響する。
・マイドキュメントなどのフォルダ構成が変更になった。
・アプリケーション実行権限とマニフェスト対応。
アプリケーションの互換性を考えるポイントが良く分かりました。

「週刊 安土城をつくる」 さあ作りましょうか・・・!

今日1月27日、ついにディアゴスティーニから「安土城をつくる」が創刊されました。近くの書店にはまだ並んでいませんでしたが、私は定期購読を申し込んでいたので帰ると届いていました。またとはない機会ですから頑張ってつくりましょう。
ディアゴスティーニ 「安土城をつくる」
なんだか久しぶりにワクワクしますね。
創刊号のシリーズガイドによると、
6階 ・・・ 第1号から第6号まで
5階 ・・・ 第106号から第110号まで
3・4階 ・・・ 第61号から第90号まで
2階 ・・・ 第36号から第60号まで
1階 ・・・ 第7号から第35号まで
地階 ・・・ 第91号から第97号まで
石垣 ・・・ 第98号から第105号まで
と各階ごとに組み立てますが、まずは特徴的な最上階(6階)を作り、次に1階を作るようです。石垣はさらに造形を再考してリアルさを増すようです。
信長の館にある5・6階を完成させようと思うと、6号まで購入して106号まで待っていないといけないですね。気長ですが全11号で完成しますので、全部はちょっと・・・と言う方はいかがでしょうか?
ディアゴスティーニ 「安土城をつくる」
さて、中身を確認します。すると、本格的木造模型という売りだけあって、接着剤に、塗装に、とまるで一昔のガンプラのようです。接着剤も塗装もいらなくなった最近のガンプラとはやはり違います。
創刊号にも木工ボンドと紙ヤスリが付いていますが、模型づくりにはラジオペンチやマスキングテープ、両面テープ、瞬間接着剤、平ヤスリ、三角ヤスリ、定規、三角定規、カッティングボード、ピンセット、竹串、カッター、塗料、うすめ液など様々必要なようで、すぐには作り始められない・・・
これら必要な道具の一部を通信販売するということで、総額7400円の出費となりました。号が進むと第二弾販売もあるようで、バインダーも購入していくと、当初16万円と見積もっていた予算は2万円ほど追加になるようですね。
今日はとりあえず添付のパーツの確認をしました。それにしても1号にしてこの細かさは・・・初めから挫折しそうです。いやいや、ひとつひとつ確認します。1が2個、2が2個、3が・・・・、24が2個、25の破風板裏紙が2個・・・・、・・・・・、・・・・・あれないな?と思っていたら、パーツ一式とは別に紙ヤスリの裏にありました。
道具が週末までに届いたら早速作ることにしましょう!
模型の満足度:★★★★★ 星5つ
模型の作りやすさ:★★☆☆☆ 星2つ
製造の根気度:★★★★☆ 星4つ
製造投資の安さ:★☆☆☆☆ 星1つ
男のロマン:★★★★★★★★★★ 星10個なんてね!

金沢城宮守堀工事

この週末は金沢でも雪が降りました。しばらくは外の工事はお休みですね。
金沢城宮守堀
いつも反対側から写真を撮っていたので、見学台の準備が整っていたのに気付きませんでした。
金沢城宮守堀
近づくとナレーションが流れますが・・・現在は「宮守堀の水堀化工事中です」のような一言のみ。工事が進めば変わるのでしょう。
金沢城宮守堀
復元イメージのイラストもあり、春以降の工事進行が楽しみです。
金沢城宮守堀

金沢城河北門復元

金沢城河北門復元
冬の金沢らしい雪降りしきる天候です。
金沢城河北門復元
金沢城の現在の工事予定は、二の門櫓の力垂木とその先端の飾りです。上棟式から半月ですが、木工事は見た目あまり進捗ありませんね。
金沢城河北門復元
力垂木の先端にはまだ何もついていません。
金沢城河北門復元
金沢城河北門復元
見学現場までの足場にはつららがびっしりと・・・。しかし、向かいのニラミ櫓台の工事進捗が気になります。当初の計画だと、そろそろこちらも木工事が始まる予定なのですが。