彦根市文化財課の主催の「第1回『彦根の城』探訪会」に参加してきました。午前9時に集合だったので気合を入れて6時に出発しました。時々太陽も出る良い天候でした。
初めての今回は「山崎山城跡」で、関係者を含めて40人程で山を登り、山頂で発掘調査当時の話などを踏まえながら説明を聞きました。そのあと、皆で山頂の草刈をしました。彦根市も財政不足でなかなか史跡といえども整備に手が回らず、市民が手伝うという企画でしたが、文化財保護の啓蒙活動としては良い活動ではないでしょうか。
山崎山城は彦根城の北東に位置する佐和山城と安土城の中間にある要衝の地にあったことから小さな在地の城としてはめずらしく石垣をもちいた城でした。公園として整備するときに山頂のほぼ中央にアスファルトを敷いてしまったのは現状保存の観点からは残念です。
次回は、佐和山城に11月下旬から12月上旬に開催される予定だそうです。予定があえばまた参加しようと思います。
午前で探訪会がおわり、その足で付近の城跡散策に出かけました。
最初は「肥田城」です。彦根市肥田町に存在した平城(水城?)で肥田公民館に城跡の石碑がありました。公民館の西側の田んぼが城域になるようです。
2つ目は「吉田城」です。実は次の目的地へ行く途中で偶然に見つけました。石碑以外城跡を思わせるものは何も残っていませんが、佐々木源氏の一流(いわゆる名門)が治め、織田信長に敗北したようです。
3つ目は「目加田城」です。元は安土城が築かれた山が目加田山といわれ、そこを拠点にしていた目加田氏が織田信長への献上とともに移住した地のようです。郭の周りの水堀は道路として埋め立てられ、郭が公園として整備されています。
4つ目は「島川城」です。ここは、北殿城と南殿城という2つの城館が100mを隔ててある変わった城跡なのですが、北殿城は公園として整備されているのですが、南殿城は見つけられませんでした。
最後は「八町城」です。白山神社と常禅寺一帯が城址らしいのですが、石碑以外に残る土塁や堀は見つけられませんでした。
今日は駆け足で城跡をめぐりましたが、非常に充実した1日でした。
投稿者: Tadashi
金沢城 西外惣構堀発掘説明会
本日、金沢城の西外惣構堀発掘説明会へ行ってきました。関係者や近所の方も大勢いたので60~80人ほどの人がいたでしょうか。城となると発掘説明会もやはり賑わうようです。まず広い場所で概要の説明を受け、現地で詳細な説明を受けました。
惣構は「そうがまえ」と呼びます。この施設は、城郭を守るのが内堀、外堀だとすると、城下町全体を守るものです。金沢城は二代利長が関ヶ原直前に徳川家康と緊迫した時期に内惣構を築造し、三代利常が大阪の陣でやはり緊迫した時期に外惣構を築造したと言われています。
惣構は、堀と土居(土塁・土塀)からなりますが、今回の発掘場所では初めてその規模が確認されました。ここは比較的広くなっている場所ではありますが、幅が20mにもなるようです。堀も15m前後、深さ2m弱と推定されるようで、これはひとつの川ですね。まあ流れがなかったようですので長細い池と言ったほうが近いでしょうか。内堀、外堀ほどではないにしても大きいですね。工事も大変だったことでしょう。
大規模な空襲に遭っていない金沢のまちでは、今でも惣構の一部が用水や塀として残っています。今まではそういう貴重な資源も自慢のネタにしてこなかった遠慮深さもありましたが、これからはぜひ観光資源として有効活用してほしいと思います。
アントレプレナーDo it 第13回
本日から第2期です。第2期第1回は講演会、ドリームゲート チーフプロデューサー吉田雅紀氏による「自分自身に挑戦する生き方」でした。以下、要点です。
メシを食うために働くという人がいるが、生きるためにメシを食っているのであって、さらに言うと自分らしく生きるためである。自分らしくということは、好きなことでメシを食うということであり、その最上級が起業という形である。
起業というのは、何もないところから価値を創造する力もしくはプロセスであり、自分ひとりでやっているものであっても、価値の連鎖を生んで経済を活性化させる。
起業に必要な力、アントレプレナー・シップとは、
1.情熱と確信
2.必要なリソース資源を獲得する力
3.今を捨てられる勇気
の3つであり、仕事をしている人はやめない限り始まらない。まずは週明けに退職届を出そうと半ば冗談を言っていました。
起業で大切なことは、
1.実践と行動・・・社長になる最も良い練習は、社長になること
2.お金が足りていること・・・社長の仕事の半分が資金繰りになったら赤信号
3.そこに居て準備ができていること
4.人とのつながり、ネットワーク
起業で失敗したときのために、
1.失敗することは当り前と割り切る
2.撤退の準備をする。例えば期限を切ったり、資金目標を設けたりしてズルズルとやらない
3.リスクを学ぶ
4.ビジネスで守るべきは、人とのつながり、ネットワーク。事業を整理したとしても、迷惑をかけなければやり直しはできる。
起業を推奨する立場にあるだけあって、手厳しくも熱いです。起業する人が増えて経済が活性化するのは良いと思いますが、ブームにだけは終わって欲しくないですね。
有限会社を作ろう -新会社法と役員報酬-
経営者には常識であっても、社員には知られていない税務知識というのは意外にたくさんあります。
報酬(給与・賃金・賞与)の計上に関して、
・社員に対する給与および賞与はすべて経費扱いです。つまり、決算では売上と相殺できます。
・役員に対する給与もすべて経費扱いです。が、社員と違って決算期中では特別な理由がない限り増額できません。
・役員に対する賞与(報酬)は、利益処分として「未処分利益」の減額となります。つまり、売上と相殺されず、法人として法人税と個人として所得税がかかります。
ここまでが現在の会計処理です。来年の新会社法施行で3つ目の役員報酬の会計上の扱いが変わるかもしれないと一部で話題になっています。事の発端は、新会社法の規定で役員報酬と役員賞与が同列(同じ項で報酬と報酬等という記載になっている)に扱われていることに始まって、企業会計基準委員会で費用計上化を論議されたことによります。
まだ、実際に費用計上できると決定されたわけではありません(その辺は現在なぜ利益処分となっているのか、という理由が解決されていないためです)。実現すれば、新しい節税対策として税理士の方々が活躍する場が増えるのでしょうね。
誕生日
32歳の誕生日でした。まあ特に変わったことはないのですが、昨日妻がケーキを作ってくれました。しかし、自分が32で独立しているとは10年前の自分には想像もできませんでした。さて、10年後にはどうなっているでしょうか。楽しみです。
願望としては一部の人にとっては有名人になっていたい。と思います。
オリジナル商品第1弾
構想1年初めてのオリジナル商品の企画がようやく途に着きました。1年前に商品化を検討していたものは第2弾として発表する予定にし、後で企画にあがったほうが先にできそうです。
商品コンセプトとラインナップはほぼ決定しましたが、中身の商品ができたあとは包装や提案書などを作成しなければならず、発売はまだ先になりそうです。
第1弾は・・・
「名言キーホルダー」です。
名言と城の2枚セットで、前田家を題材に前田三代(利家、利長、利常)とまつで5種類。城は、金沢城、高岡城、小松城、今石動城、小丸山城の5種類の予定です。製品ができたら写真を公開します。お楽しみに。
参考書と言いながら・・・
廃刊となっている城郭関係の古本を購入しました。
日本城郭全集 (人物往来社) 昭43 16冊
日本の古城 (新人物往来社) 昭52 5冊
城郭と城下町 (小学館) 昭59 10冊
日本城郭古写真集成 (小学館) 昭58 1冊
到着したらダンボール1箱いっぱいでした。下3つは内容に特徴は感じられませんでしたが、日本城郭全集は冊数が多いだけあって内容は充実していました。城郭関係の書籍の参照文献として頻繁に出てくるだけに購入の価値はありました。いずれも保存状態も大変よく、持ち主の性格がうかがい知れます。
余談ですが、到着したダンボールの中を見た妻が一言。
「また・・・あーあ」
まだ異常に高価な書籍が残っているのですが、反応を想像すると・・・不安です。
やんちゃ坊主
涼しくなって元気が有り余っている「うさ」。最近はまたまたトイレ以外のところにオシッコするように・・・
と思っていたら、トイレが小さすぎて「うさ」は入ってやっているつもりでも、はみ出ているときが・・・
確信犯だと思っていたんだよ。疑ってゴメンね、うさ。
水と空気で消臭!
信じられない話ですが、ふと読んだ雑誌の広告に「水と空気だけで消臭」というキャッチコピーで「ジロンカ スメルキラー」という商品が出ていました。私が購入したのはクラシックセットですが、すぐに届きました。6色あるのですが、台所に「黒」、うさの近くに「オレンジ」と2個購入しました。
今日は、魚をさばいたので、早速手にこすりつけてみます。不思議なことに本当に臭いは軽減されています。完全に消えるまでは相当時間がかかるようですが、すごい効果です。
これ、ドイツの企業の製品なのですが、考えた人すごいですね。これから大ブーム間違いなしの製品です。
アントレプレナーDo it 第12回
アントレプレナーDo itの第11回は、前回に引続き、日本プリンシパル・ステアの金子一徳氏による「創業をサポートする仕組みやサービス②」というテーマです。今日の要点をメモします。
助成金・補助金申請の注意点
・後払いが原則 → 資金繰りに入れるな
・益金計上 → 利益を出すと課税対象になり、フルに利用できない
・準備は万全に → 提出書類は早めに準備
・自己資金も調達する必要あり → 助成率は2分の1程度
アイデアをビジネスプランへ具現化する7つのステップ
1.アイデアを明確にする
2.時代のキーワードで事業分析
3.焦点を絞って情報収集
4.類似ビジネス商品チェック
5.マーケットを細かく分析
6.ビジネスネーミング
7.事業化の壁をチェック
今日は講義の後に、中小企業基盤整備機構の北陸支部から少し説明があった。北陸支部で得だなということに、この支援機関には専門家による無料相談というものがあるだが、北陸支部には毎日ではないが「弁護士」と「弁理士」の日があるという情報が得られました。確かに、弁護士の場合は30分5000円という基本料金が法律上決められているので、それを中小企構で肩代わりしてもらえるのがありがたいです。弁理士ももしかしたらお世話になるかもしれないので有難いです。